【愛の◯◯】迷走、錯乱、一ノ瀬先生

保健室の一ノ瀬先生がお姫さま抱っこされたかもしれないというお話。

【愛の◯◯】意地悪アツマと意地悪葉山

アツマくんが葉山にタオルケットと枕を提供する話。

【愛の◯◯】甘えるようなあすかの体温

「あと30分だけ、お兄ちゃんをひとりじめさせて」

【愛の◯◯】近距離きょうだいゲンカと遠距離恋愛宣言

些細なことでアツマとケンカしてしまったあすかの前に現れたのは――

【愛の◯◯】「『おやすみ』って言いなよ」

『――下着が子どもっぽいのが、玉にキズだけどさ』

【愛の◯◯】世界でいちばん可愛い美少女と、世界でいちばん仲が悪いけど放っておけない腐れ縁

放送部部長・甲斐田しぐれと、ふたりの同学年の少女にまつわる◯◯。

【愛の◯◯】女の子の感情の行間の読み方をもうちょっとわきまえなさいよっ

異性の感情の機微(きび)を理解できないアツマくん。いっぽう愛は桐原高校放送部部長・甲斐田しぐれとは初対面だったにもかかわらず……。

【愛の◯◯】メランコリックにこんがらがって

愛が自分の進路で悩みまくった結果――

【愛の◯◯】予習不足で年下の男の子と接するべからず

愛の親友の青島さやかが利比古と初対面で勉強を教えてあげることになっていたが、年下の男の子の取り扱いに慣れていなくて勉強そっちのけ状態になってしまう話。

【愛の◯◯】ピアノはじめました

アツマの大学の先輩・ルミナさんの新たなる挑戦。

【愛の◯◯】天の声と愛情家族

桐原高校3年女子放送部部長「甲斐田しぐれ」が家族の愛に包まれる話。※【愛の◯◯】通算500回!

【愛の◯◯】こわれたスイマーの願い

元スイマーの男子高校生と、現スイマーの女子高校生の、不ぞろいなコミュニケーション。

【愛の◯◯】「いいかげんにしなさい」もホドホドに

将棋の第1手は、▲7六歩か▲2六歩だと決まっている。 角道を開けるための▲7六歩か、飛車先を伸ばすための▲2六歩。 素人のわたしには、そういった意図が▲7六歩や▲2六歩にあることぐらいしか、わからない。 加賀くんに、「なんで将棋の初手って▲7六歩か▲…

【愛の◯◯】危険ワード:『国立の前期試験』

板東(ばんどう)なぎさ。 桐原高校2年女子。 元・放送部。 現・KHK(桐原放送協会)…。 × × × 放課後。 旧校舎【第2放送室】。 麻井会長が何も支持を出さないので、わたしたち後輩3人は、思い思いにくつろいでいる。 ――もっとも、黒柳くんとか、くつろい…

【愛の◯◯】「『RCカーグランプリ』は父の大好きな番組でした」

どうもこんにちは。 蜜柑です。 × × × さて、ウチのお嬢様――アカ子さんが、ハルくんとおつきあいをはじめてから、8ヶ月が過ぎたようです。 だんだん仲睦まじくなる2人に嫉妬して、強くもないのにお酒を飲みすぎて、お父さんとお母さんの前で泥酔してしまっ…

【愛の◯◯】「MINT JAMS」へのおそるべき闖入者

GW明けから大学が始まり、同時にサークルの新入生勧誘も始まった。 新歓。「MINT JAMS」という音楽鑑賞サークルに所属しているおれも、できれば新入生が入会してくれたらなあ、と思う。 だから、講義の合間をぬって、学生会館のサークル部屋に来て、ギンさん…

【愛の◯◯】楽器なんかできないと思ってた

放課後。活動教室にあすかちゃんが不在なのを不審に思ったらしく、新入生の加賀くんが、 「『あのひと』、きょうは来ないのか?」 と相変わらずのタメ口で訊いてきた。 わたしは、わざとトボけたふうに、 「『あのひと』って、どのひと?」 すると加賀くんは…

【愛の◯◯】悪い関係でも、互いを知っているから――

甲斐田しぐれ。 桐原高校3年女子。 放送部部長。 × × × GW明けの放課後――廊下を通りがかりに、麻井律と出くわす。 お互い、目が合ったものの、麻井はそっぽを向いてずんずんと歩き去ろうとする。 だが、私は、そうはさせじと、 「麻井」 と声をかける。 立…

【愛の◯◯】『がんばって』と『がんばれ』

GW最終日……めずらしく、最終日まで学校の宿題が残っていて、全力で終わらせる羽目になった。 でも、本気出したらぜんぶ終わったので、ほっと一息。 × × × で、コーヒーでも飲もうかな~と階下(した)に降りたら、ソファに座っているアツマくんを発見したの…

【愛の◯◯】ビデオテープ・ビデオデッキ狂騒曲

「なんか……きょうのおねーさん、いちだんとお肌に潤いがあるというか」 「えっ!? あすかちゃんどうしてわかるの」 「なんとなくです。 でもきょうのおねーさんは、いつにもまして、美人ですね」 そう言われると、うれしいけど。 ほんとにそうかなあ。 だけ…

【愛の◯◯】クリームあんみつの甘さ

流さんとギクシャクしてしまった。 今朝、ダイニングでもろくすっぽ顔を合わせられず、一緒の空間にいるのがつらくて、朝食を投げ出して、自分の部屋に逃げ帰った。 部屋のベッドのなかに逃げ場所を求めたわたし。 避け続けで、流さんともう一度向き合おうと…

【愛の◯◯】自分の甘さ、ことばの苦さ、そしてことばの……重さ

GW2日め。 変な時間に起きてしまった。 こんなに早く起きちゃったのは、きのう、お昼寝しちゃったからだろうか。 あすかちゃんも利比古もアツマくんも、まだ起きていないに違いない。 とくにアツマくんなんか、爆睡してそうな時間帯だ。 けれど、わたしは二…

【愛の◯◯】明日美子さんだもの

ゴールデンウィーク突入。 で、宿題がどっさりと出た。 名門進学校ゆえの宿命か。 よーーーし。 がんばっちゃうぞ~~~、わたし!! × × × で、午前中からひたすら宿題に取り組んでいたわけだが、ちょっとだけ疲れちゃった。 ちょっとだけ、ちょっとだけ………

【愛の◯◯】三角関係は小説よりも漫画よりもブログよりも奇なり

『ランチタイムメロディ』 『ランチタイムグルーヴ』 『ランチタイム・ステーション』 『ランチタイム・グッドネス』 ……『ランチタイム◯◯』という形式から、離れるべきか。 旧校舎向けの昼休み放送ラジオ番組。麻井会長は「GW明けに正式名称を決める」と言っ…

【愛の◯◯】包容力が足りないときは、誰かの包容力に――

朝起きて、カーテンを開けた。 いい天気。 すごくいい天気。 「小春日和」、っていうのかな。 「小春」、わたしの小泉小陽(こはる)って名前と、おんなじ。 × × × きょうは、昭和の日。 昭和は遠くになりにけり――か。 昭和28年にテレビ放送が始まって、 …

【愛の◯◯】『ランチタイムメガミックス(仮)』

麻井律(あさい りつ)。 桐原高校3年。 女子。 × × × 昼休みのチャイムと同時にすぐさま教室を抜け出し、旧校舎へと急行。 KHK(桐原放送協会)の根城(ねじろ)たる【第2放送室】のカギをあける。 そしてアタシは、ミキサーのスイッチをちからを込めてグ…

【愛の◯◯】二歩とリア充

加賀くんは、みごとに、作文の課題を椛島先生に出すことに失敗した。したがって、加賀くんのスポーツ新聞部入部が決まった。 1年生部員を確保できたものの、これで一件落着、とは行かなそうだ。 × × × わたしは加賀くんと将棋を指している。 もちろん駒落ち…

【愛の◯◯】「甘いね、アタシ『金八先生』なんか参考にしてないし」

放課後、【第2放送室】に行こうとしたら、同じクラスの野々村さんに呼び止められた。 「羽田くん、もしかして、『KHK』に入るつもりなの?」 145キロのストレートみたいな尋(たず)ね方だ。 それにしても、KHKの存在、またたく間に、浸透してないか……?…

【愛の◯◯】たまには、おれのほうから抱きしめたっていいだろ

おれの部屋で、愛と勉強会をしている。 おれは大学の課題をやり、愛は学校の宿題をやる。 何気なく向かいの愛を見ると、珍しく、宿題に手こずっているような表情だ。 「…難しいのか?」 「なにが?」 「宿題が。」 愛は強がるように、 「そうね、きょうのは…

【愛の◯◯】宮脇俊三『時刻表2万キロ』

朝、羽田さんみたいに、コーヒーを、砂糖・ミルクなしで飲もうとしたけれど、苦くて飲めたものではなかった。 羽田さん、やっぱし大人だな。 × × × このところ、羽田さんと、週3回電話で話している。 でも、週3回電話で話すのは、羽田さんとだけじゃない。…