7月21日 アツマくんと水族館に行った

 

bakhtin19880823.hatenadiary.jp

 

↑(前回)のつづき、

 図書館に行ったアツマだったが……。

 

藤村「ヤッホー」

アツマ「(゚o゚;)ゲッ!! お前も来てたのかよ」

藤村「マンガでも読みにきたの」

アツマ「(`ヘ´) チガウ!!! 勉強に決まってるだろ」

藤村「行動が遅いねえ~w

アツマ「(`Д´) ダマレ!」

 

  • 自習用の部屋

アツマ「・・・・・・φ(..)カリカリ」

 

黙々と集中するアツマ。

 

藤村「(⌒-⌒)」

 

藤村「(こっそりと)ね、ね、戸部」

アツマ「なんだよ、私語禁止だぞ

藤村「これ💛」

アツマ「は!?

 

・藤村が差し出した手には、何やらチケットが2枚あった

 

アツマ「ぐはぁ!!

 

(一斉に振り向く勉強中の人たち)

 

藤村「ちょっと!! 変な大声出さないでよ」

アツマ「どういうつもりだ藤村?

 

○近所のファーストフード

アツマ「水族館のチケット」

藤村「そうだよ」

アツマ「見せびらかしてどうすんだよ」

藤村「鈍いなあ」

アツマ「まさか……」

藤村「(ニヤリ)」

アツマ「藤村、お、おまえ(;´Д`)」

藤村「(ノ∇≦*) キャハハッッッッ

アツマ「えっ」

藤村「も~~~~www あんたとなんか行くわけないじゃんwwwwww

アツマ「あ……(;・∀・)」

 

アツマ「えっ、くれるの!? そのチケット

藤村「親戚からもらったんだけどね、一緒に行く相手もいないし、予定詰まってるし」

アツマ「夏期講習とかか」

藤村「ま、そんなところ。あんたは申し込んでないの?」

アツマ「えっはやくね」

藤村「あんたが遅すぎるのよ!! バカじゃないの?

アツマ「うっ……(´Д`;)」

 

 

○帰宅したアツマ

○自分の部屋

アツマ「(水族館のチケット2枚とにらめっこして)う~む、どうすべきか……」

 

 

愛の日記帳

7月21日(土)

 

猛暑

 

 夏休み初日だけど、早起き。

 アツマくんと、朝から水族館に行く。

 

 どうしてこんなことに……。

 きのうの晩、わたしの部屋のドアに、水族館のチケットが差し込まれていたときは、何事かと思った。

 チケットを差し込んだ犯人がアツマくんだとわかったとき、笑いがこみあげてきた。

 感情表現がどんだけ下手なのよ! って。

 

 でも、よく考えたら、わたしはわたしで感情表現が下手だった。

 流さんに「素直じゃないね」って言われたのは、図星だ。

 じゃあどうして、わたしはアツマくんに素直じゃないのか。

 アツマくんにどういう感情を向けられないのか。

 

 それは、

 

 それは

 それはつまり

 それはどういうことかというと

 具体的には

 

 あー、もう!

 とにかく、アツマくんとふたりで、すす族館に行ってきた!!

 

 水族館は楽しかった。

 大きな水槽に、お魚だけじゃなくて、いろんな生き物がいて、眺めてるだけで1時間ぐらいあっという間に過ぎて行って、アツマくんに呆れられて……迷めいわくをかけて、それでもこころの中の熱中症は収まっていった気がする。

 ありがとう。

 

 アシカショーも観た。

 面白すぎて涙が出そうだった。

 すさまじく笑ったので、アツマくんの顔が感感惑 とまどっているように見えたかもしれない。

 

 イルカアシカショーのあとで、「青島さやかのことでなんか抱えてるのか」みたいなことをアツマくんにそれとなく訊かれたのは、よく考えたら……よく考えなくても、わたしが笑いすぎたからかもしれない。

 わたしって、かなりバカ。

 

                 「大丈夫だよ」って言っておいた

 

 ペンギンさんも観れたられた。

 ふだん伊吹先生に激しくスキンシップで迫られているけど、きょうは

                     ↑ハグされたりとか!

 わたしがペンギンさんを抱きしめたくって、しかたなかった。

 

 帰りにグッズショップで、小さめのシャチイルカのぬいぐるみを買った。

 ペンギンさんと悩んだんだけど……。

 今度は、こっちからイルカのぬいぐるみを持って、あすかちゃんの部屋に押しかけてやろうか、なんて思う。(夜這いじゃないけど)