【愛の○○】一輪の花とアカ子

数学の先生「ずいぶん暖かくなったものだねえ…先生眠いよぉw

 よーし、この単元もほとんど終わってるようなもんだし、きょうは自習にしよう!」

 

『(^O^)わーーーい!!』

 

 

見晴らしのいい芝生ーー

 

アカ子「(一輪の花をしげしげと見つめながら)……はぁ。

 ( ´Д`)=3」

 

回想

にちよーび

 

 あ、アカ子さん…😨」

「(^_^)怯えなくてもいいじゃないの💢」

「よよよくこの公園には来るの!?」

「ええ。」

 

いつか見た光景のように、

アカ子はベンチ、

ハルは芝生に腰を下ろす

 

「きょうは本は読まないんだね」

「うん……」

 

 

 

 

 

ねぇっ

「どどうしたの」

「はじめて、戸部邸であなたと会ったとき、失礼な態度をわたしとってしまったじゃない? まだ謝ってないから、そ、その」

「誕生日と日韓ワールドカップが云々ってこと? やだなーw もう全然気にしてるわけないだろー?w」

「Σ(;・・)ほ、ほんと?」

「ーーなんでぼくの顔、真顔でみつめてるのさ」

 

 

 

 

(・_・`;)

(おもむろにイヤホンを耳に突っ込むアカ子)

 

「へぇー、きみもスマホで音楽聴いたりするんだね」

「( _・;)…20世紀に生きてるわけじゃないのよ」

「なんでソッポ向いてんの?w

 

    ぼくは音楽なんか全然聴かないからさー。

 そうだ、ペットショップ・ボーイズって知ってる?」

「( Д`;)音楽なんか全然聴かないひとが、なんでペットショップ・ボーイズを知ってるのかが不可解なんだけど…」

 

「( ∀・;)知ってるわよ、もちろん」

「😄やったあ」

「(-  -;)嬉しそうな顔ね」

「😄なんで目をつぶってるのに嬉しそうってわかるの?

「(カーッ)」

「あはははははっww」

 

 

 

わたしはーー、

ハルくんに怒ることができず、

むしろ、

 

からかわれて、うれしくて、これって変な気持ちよね!?

 

って、きのうの放課後、さやかさんをウチに招いて、紅茶のサシ飲みで問い迫ったら…………

 

(-_-;)爆笑された。

 

 

ふたたび、一輪の花を持つ、自習時間のアカ子

 

「・・・・・・😥」

 

『ピアノを弾いてあげたい男の子でもできた?』

 

はっ葉山先輩!?!?

「じゃーん」

「『じゃーん』じゃないですよ、しかも私服、ワンピースって。

 あと正直その帽子は似合ってないですよ」

「わたしに気づいてからあなた、冷や汗ダクダクよ? 大丈夫」

「がーーーん😨」

「これフロンターレの帽子」

「❓❓❓」

Jリーグ川崎フロンターレよ。知らない? 最近強くなって」

「ファンなんですか」

「ううん」

「❓❓❓」

「西日本のチームのほうが」

「それ不可解です。先輩」

 

 

「ところで……八木先輩について、よからぬ噂が。なんでもセンターで失敗して消息不明だとかーー」

「不明なわけ、ナイナイww

 

   八木はね、いま、小泉と、

 

 温 泉 旅 行

 

 行ってるよん」

 

 

 

「( ゚д゚)……正気ですか」

「うんw みんな正気」