アラサー女性教師が初期3枚(4枚)から選ぶ、チャットモンチー8選

◯愛の学校

 

現代文の伊吹先生(アラサー)「はーい、この前の中間テスト返却しますよ~」

 

伊吹先生「はい、羽田さん」

 

愛「97点……

 1問だけ、まちがえた(-_-;)」

 

 

✕ ✕ ✕ ✕

 

◯放課後ーー

 

愛「あ、伊吹先生、さようなら」

伊吹先生「羽田さん、羽田さん!! +(0゚・∀・) + 」

愛「は、はい!? (・・;)」

伊吹先生「文芸部!!

愛「うっ……(;´Д`)」

伊吹先生「ねえ、文芸部、入ってくれるでしょう!?

 羽田さん、いま、帰宅部なんだよね?」

愛「あ、あの、何度も誘っていただいて悪いんですけど、わたし、」

伊吹先生「たしと部員のみんなを鍛えてほしいの

愛「き、鍛えて!?」

伊吹先生「いまの高等部の文芸部ね、もともと高等部にしか文芸部はなかったんだけど、で、いまの文芸部の部員だけどね、文芸部に入ってるけど、『文学』なんてこれっぽっちも読んだことないの。

 あたしだって、羽田さんと比べたら、そりゃあ、国文科出身だけど・・・・・・羽田さんと比べたら、『文学』、全然知らないし」

愛「そ、そんなことは……」

 

伊吹先生「ほら、まえ、テキストが早く終わったから、息抜きに一コマだけ、文学史クイズ』やったじゃない!?」

愛「Σ(゚Д゚;)ギクッ」

伊吹先生「羽田さん、ぜんぶひとりで答えちゃったじゃない

愛(しまった……、みんなは羨望の目で見てたけど、わたしは「派手にやらかした」と思ったやつだ……。)

 

伊吹先生「ねえ、今も、1日1冊ペースで本読んでるんでしょ?」

愛「あ、あの、高等部に入ってからいろいろ立て込んでてペースは落ちていて、」

伊吹先生「(聴いてない)もしかして、本が読めないから部活入らない、とか? 文芸部に入ったら、図書館が部室だよ。本読みながら、部活できるんだよ。うちの学校の図書館、バカに広いし。ね、」

愛「先生。」

伊吹先生「??」

愛「先生、きょう、授業の時、『先週のミュージックステーション観た?』って言われてましたよね」

伊吹先生「(愛にうまく話をそらされているのを気づかず)そうそう!! チャットモンチーの最後の出演!! もしかして、羽田さんも観たの、金曜の『Mステ』」

愛「はい、観ました!」

 

伊吹先生「(愛をギューッと抱きしめながら)あー、もう!!!!!! 羽田さん、だーいすき!!!!!

愛「ふええええええええ!!!!!(;´Д`) せんせい、せんせい、くるしいです

 

 

なぜか、音楽室

 

グランドピアノに腰掛けた愛「チャットモンチーの曲を弾いてほしい!?

伊吹先生「そう!! 羽田さん、『チャットモンチーのアルバム聴いてる』って言ってくれたよね+(0゚・∀・) + 」

愛「え、ええ……でも、最初のミニアルバムと、『耳鳴り』『生命力』『告白』の3枚だけですよ」

伊吹先生「じゅうぶん

愛「え・・・・・・」

 

伊吹先生「おねがい!! 弾いてくれたら、プリン・ア・ラ・モードおごってあげるから

愛「えっもしかして『メルカド(有名な喫茶店)』の、プリン・ア・ラ・モードですか!? (人´∀`).☆.。.:*・゚」

伊吹先生「そう!!」

 

愛「わかりました! で、どの曲を弾けば?」

 

1:「ツマサキ」(『cahtmonchy has come』収録)

 

chatmonchy has come

chatmonchy has come

 

 

伊吹先生のコメント:

『この曲、チャットモンチーでいちばん好きな曲なの。受験生時代に付き合ってた男の子のことを思い出して……(ノД`)シクシク』

愛のコメント:

『のっけから泣かないでください、保(も)ちませんよ(;´Д`)』

 

2:「さよならGood bye」(『耳鳴り』収録)

 

耳鳴り

耳鳴り

 

 

伊吹先生のコメント:

『アルバム曲なんだけどね、この曲知らない人も多いかもしれないんだけどね、大学時代に付き合ってた彼氏のこと(ry』

 

愛のコメント:

『・・・・・・(;´Д`)」

 

3:「ハナノユメ(ALBUM Mix)」(『耳鳴り』収録)

伊吹先生のコメント:

『かわいい歌詞、って良く言われるけどね、でも、曲調はぜんぜんかわいくない、でしょう?』

 

4:「終わりなきBGM」(『耳鳴り』収録)

伊吹先生のコメント:

『あたし中学が共学だったからね、高校受験の時期の放課後のことをこの曲を聴くと思い出して(ry』

愛のコメント:

多感だったんですね。

 

5:「とび魚のバタフライ」(『生命力』収録)

 

生命力

生命力

 

 

伊吹先生のコメント:

『すごく愛らしい曲ね。ロックバンドとは思えないくらい……ほら、【とび魚】の【と】が【飛ぶ】の【飛】じゃないのが、センスがあると思わない?」

 

6:「真夜中遊園地」(『生命力』収録)

伊吹先生のコメント:

『目まぐるしい曲ね。仕事に追われるとこの曲を聴きたくなるの』

愛のコメント:

『どうして、聴きたくなるんですか』

伊吹先生のコメント:

『ハイテンションな気分になるから』

愛のコメント:

『は、はぁ……そうなんですか(^_^;)』

 

7:「余談」(『告白』収録)

 

告白

告白

 

 

伊吹先生のコメント:

チャットモンチーで2番めに好きな曲。このリズム感がたまらないのよ、グルーヴ、っていうの?』

愛のコメント:

『あ、わたし、この曲がチャットモンチーで聴いたことのある曲で、一番好きです

 

8:「Last Love Letter」(『告白』収録)

 

伊吹先生のコメント「ほんとうに、あたし達への、チャットモンチーの、最後のメッセージソングに思えるよね(しみじみ)」

 

1時間経過

「Last Love Letter」を弾き終えた愛

 

伊吹先生「(拍手しながら)。゚(゚´Д`゚)゚。」

愛「……(  ´ー`)」

 

愛(伊吹先生の青春、だったんだなあ)

 

 

 

 

 

 

そして、アラサー伊吹先生と生徒の愛は喫茶店メルカド」へ・・・

 

伊吹先生「ねえ!! 羽田さん、ミックスジュースとか、ケーキとかケーキとかケーキとか頼んでもいいんだよ!?」

愛「コーヒーのおかわりがいいです」

伊吹先生「羽田さん、大人だね(^_^;)」

 

愛「あの、伊吹先生。」

伊吹先生「は、はい?」

愛「わたし……

 文芸部、入ります

 

 

伊吹先生「・・・・・・ほんとうに!? ( ゚д゚)ポカーン」

 

 

・嵐の予感!