【愛の〇〇】アカちゃんの すごい 小ハル日和!?

はい、アカ子です。

 

公園に行ったんです

 

そしたら──(・_・;)

 

昼下がりの公園

 

ひとりで、とある公園に来た。

 

さて、カバンに三冊入れてきた本を、順繰りに読んでいこうかしら。

 

ぽかぽかしていい陽気。

十二月とは思えない。

 

まるで、ハル……

 

!!

 

ど、どーゆーこと、わたし!?

 

「春」という季節を表すことばが、

ハルくん』と、ダブルミーニングになってる。

 

いくら前の土曜日、ハルくんのサッカー観て、喫茶店に愛ちゃんとマオさんと3人がかりでハルくんを連れ込んで、

 

そ、それで、ハルくんとまた「ぎくしゃく」したからって。

 

あのとき、愛ちゃん、

ハルくんに対して素直になれないよね

って言ってて、

それは愛ちゃんの冗談ではあったんだけど、

あれから、

次第にわたしの中では、冗談ではなくなってきちゃって。

 

どういうことかっていうと、

わたし、ハルくんと2回会って、

2回とも攻撃的な態度をハルくんに示してしまって!

 

でも……それは、わたしが、

同年代の男の子にうまく接せない、

換言すれば、

うまく同年代の、ハルくんみたいな男の子に、感情を、うまく表現できない……!

 

 

そもそも。

同い年の男の子とか、

知り合い、いま、ハルくんしかいなくて、

いや、もともと、男の子と接する機会はあまり、なかった。

 

アツマさんは、ふたつ年上だし。

わたしはアツマさんを、尊敬してる──っていうと、語弊あるかも知れないけれど、実際、とても頼もしいお兄さんだと思ってるし、何より、愛ちゃんのいちばん深い理解者だから。

 

アツマさんとハルくんは、ちょっと違う存在──。

 

ぶんぶんぶん

 

思わずベンチで本を抱えながらあたまをブンブン振ってしまった。

 

あたりに誰もいなくてよかった。

ハルくんに出くわさなきゃいいけど……、

まさか、こんなところで。

 

うう……読書に集中不可能。

 

(ちょっと、ブラブラ並木道を歩いてみようかしら)

 

お散歩開始

 

『ドドドドド……』

 

ボガァッ

 

どさっ

 

なに……?!

 

今日の運勢、最悪なのもしかして……?

 

横からダッシュで走ってきたひとと衝突した。

 

相手のほうがぶつかる直前に慌てて減速してたので、ケガはなかった。

 

ただ、ロングスカートの裾が少なからず汚れてしまったけど。

 

こういう時、無闇に怒らないのがわたしの性格なので。

なのでまずぶつかってきた相手のほうを気遣おうとして、顔を見たら、

 

は、ハルくん……!?

 

ハルくん「(唖然呆然)」

 

いや、こっちのほうが、唖然呆然よ、ハルくん。

 

まさか、こんなところで、どういう確率なのよこれ、

ばったり出くわすどころか、

お互いにぶつかり合った。

 

ハルくん「あ、あわわわわわわ」

 

ハルくん「Σ(´□`;)ハッ!!」

 

ハルくん「だ、大丈夫か!?」

 

わたし「(  ㅍ_ㅍ )うん。

    大丈夫だったし、ある意味大丈夫じゃないわ」

ハルくん「ある意味って……、

   あ、あっ、アカ子さん、スカートが汚れちゃった」

わたし「(  ㅍ_ㅍ )いいわよ別に。

    もう帰るから。

    (   ´-  ̯-`)ふんっ」

ハルくん「本が飛び出ちゃってるよ。

   (焦ってる?)拾わなきゃ拾わなきゃ……」

 

ハルくんが三冊の本を拾ってわたしに持ってきてくれた。

厄介なことになっちゃったかも。

 

わたし、3回目に会ったきょうも、ハルくんにつっけんどんな態度をとってしまって……、

 

(・_・;)

 

ハルくん「──なんだか難しい本を読むみたいだね。さすが名門、」

わたし「ο(`^´*)フンッ!!

    名門とか関係なくない?!

    ま、あなたには一生縁がない本かもしれないけどね

 

しまった。

言い過ぎよ、わたしったら。

 

(;´Д`)どうして……?

なんでハルくんを、いなすように突っぱねてんのよ、

わたしは!!

 

ハルくん「そ、そんなことないかもしれないだろぉ、一生、なんて」

わたし「(・_・;)」

 

ハルくん「とりあえず、あそこにベンチがあるから……バッグの中とかもぐじゃぐじゃになってるんじゃ」

わたし「バッグを見る気じゃあ……い、いやそんなわけないよねいろいろごめん

ハルくん「(至って冷静に)アカ子さん、とりあえず落ち着こう

 

もといたベンチにわたしは座り、ハルくんは芝生に腰を下ろした。

 

遠慮気味な距離感……。

 

うーん(;´・  ・)

 

 

感情教育〈上〉 (岩波文庫)

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術語集―気になることば (岩波新書)

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普賢・佳人 (講談社文芸文庫)

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ハルくん「感情教育、って、どんな本なの」

わたし「どんな本って、小説に決まってるでしょ!

……あ、ごめん。文学サークル的な目線で言っちゃった……えっと」

ハルくん「へー、面白い名前の小説だねぇ!

わたし「('﹏*; )ウッ…」

 

ハルくん「これ、『新書』ってやつだよね、本屋さんに『新書コーナー』ってのがあるの、よく見るよ。」

わたし「これは『岩波新書』っていうの。置いてある書店が限られるのよ、新書もピン切りなの。

    養老孟司の『バカの壁』みたいな本だけが新書だと思わないで。

    大学受験で現代文で高得点取りたいなら、岩波新書を何冊か読み通していた方がいいわよ。」

ハルくん「でも、ぼくらが大学受けるのは二年以上先の話じゃないか」

 

うぅ……。

意識の断層。

 

ハルくん「えーっと、最後のは、いしかわあつし?

わたし「ちがーう!

ハルくん「ビクっ」

 

ハルくん「へーっ、『ふげん(普賢)』って読むんだね、この漢字」

わたし「漢字の読み問題で、大学入試で出るかもねー」

 

ハルくん「受験や入試だ、って、そんなにきみの学校はガリ勉系なのかい」

わたし「(つれなく言ってやろうとして)ぜんぜん。」

ハルくん「じゃあなんでそういうことばっかり。

    愛さんとは違うんだな」

わたし「愛ちゃんのほうが余裕があった、と💢」

ハルくん「そんなこと言ってないだろ」

わたし「実際上言ってるわよ!

 

ハルくん「(うなだれ)……」

わたし「(不意に湧いてきた理不尽なイライラを鎮めようと)…………」

 

 

 

 

わたし「それじゃわたしかえるねごきげんよう

ハルくん「フフっw」

わたし「何笑ってんのよ」

ハルくん「ほんとうにごきげんようっていう女の子、初めてだから

 

あー、もう!!

 

お・て・あ・げ!

 

わたし『すたすたすた

 

振り返らず、公園の出口に向かい歩いた。

 

公園の出口に来て、どうしたものか、ハルくんが気になるのか、わたしは後ろに振り向いた。

 

遠くに、ランニングするハルくんの姿が、一瞬垣間見えて、

『ほんとうに走るの好きなんだな』

と、わたしは思った。

 

 

【愛の〇〇】葉山先輩の すごい 寝覚め

「(´⊙⊙`)パチッ」

 

あー、

起きちゃった。

 

6時。

いつもより、早いな。

 

PCを立ちあげる

東〇荘にログイン

どんだけ暇人多いのよ……wこんな時間に

 

「さてさてさて。

    一打目に切るのは、

    いつも字牌以外。」

 

「あ、ちくしょう」

 

「ログアウトしやがったなコンニャロ、

    卓に迷惑かけやがって~」

 

『(o_ _)o…ムクリ』

 

「あ、羽田さん」

が起きる。

 

回想

前夜

羽田さんは親の家事に全面的に協力してくれた。

 

海外に家族がいる羽田さん。

 

戸部くん家(ち)に居候の身分で、親御さんが恋しかったのだろう。

 

とくに生き生きとしていたのは、わたしのおとうさんと会話しているときで……。

 

「わたしのおとうさん、そんなに気に入ったの」

「はい💛」

「なんか羽田さん、じぶんのおとうさんと接してるみたいで」

「わたし、わたしのおとうさんをこの世界の誰よりも尊敬してるんです」

「へ、へぇ」

 

   なるほど──、

   わたし、おとうさんもおかあさんも、

   尊敬できてるかしら?

   自信ない。

 

   思春期に、わたしがおかしくなって、

   ずいぶん両親を困らせた。

 

  『つらい過去だからひとりでに思い出す』は、ごもっとも。

    でもわたしはわたしの暗い過去に、そっとフタをして──調子が悪くなければ、出てこない。

 

 

    羽田さん、おとうさんと戸部くんと、どっちのほうがより好きなんだろうかw

 

    わたしもわたしのおとうさんと、もっと会話してみるかな。

    大学行かないんだったら、今後はそういう機会も増えて、話す時間もできる。

 

羽田さんは、羽田さんのおとうさんと戸部くんだったら、どっち選ぶ?

「Σ(゚д゚;)えっ」

 

ふたたび今朝

 

東〇荘を閉じ、テーブルで羽田さんとわたしは向かい合っている。

 

わたし「きゅーきょくのせんたくね」

羽田さん「選べない、選べないです」

わたし「以前だったら──」

羽田さん「おとうさんって即答してました。でも、でも、さいきんアツマくんがおとうさんみたいで。へんな言い方なのはわかってるんですけど」

わたし「戸部くんがおとうさんなの?」

羽田さん「明日美子さん(戸部くん母)はおかあさん、流(ながる)さん(もうひとりの居候の大学生)はおにいさん、って、お邸(やしき)の人間をあてはめていったら」

わたし「あすかちゃん(戸部くん妹)は?」

羽田さん「おねえさんなんです」

わたし「ゴーインだな…w

    で、戸部くんがおとうさんになっちゃうんだ」

羽田さん「守ってくれるから……

わたし「優しいんだね」

羽田さん「……そこらへんが、頼りになって、わたしに誠実な態度でいつも接してくれた、おとうさんを思い出して、おとうさんの温かさもアツマくんに……やだ、なにいってんだろ」

 

羽田さん「ま、欠点はおとうさんより圧倒的に多いですけど」

 

そう言って羽田さんは笑った。

一点の曇りもない笑顔だった。

 

リビング

わたし「羽田さん朝ごはん作ってくれるらしいよ」

おとうさん「働かせてばっかりでよくないなw」

わたし「でも、どうしても『やる!』って聞かなくて」

 

おとうさんが、読んでいた新聞を置いた。

いや、新聞だと思ったけど、これ『週刊読書人』だ。

 

おとうさん「愛さんは、本が好きなんだなあ。フォークナーの話をし出すと止まらなかった」

わたし「ヴァージニア・ウルフも」

おとうさん「ジェーン・オースティンも」

わたし「ブローティガン石川淳や」

おとうさん「金井美恵子やらタブッキやらクッツェーやらケルト神話やらフォークナーやら、挙句の果てにハーバーマスなんて名前もw」

わたし「あ、フォークナーって2回言った」

おとうさん「(⊙ヮ⊙;)あっ」

 

わたし「ねぇ、おとーさん」

おとうさん「なんだい、むつみ。」

わたし「わたし、おとーさんとも、本の話がしたいなー💛」

おとうさん「そうかあー、いままであんましそんな話しなかったっけ」

わたし「新宿の紀伊國屋(書店)に行かない、今度?    帰りにご飯食べてコーヒーでも飲みながら」

おとうさん「おまえ、新宿は、うるさくないか?」

わたし「大丈夫だよ、最悪の時期は脱したから」

おとうさん「じゃあ、土日にでも行くかあ。年末に近くなると寒すぎるからなー」

わたし「やったぁ!

 

おとうさん「ところでさいきんおまえはなに読んでるんだい」

わたし「山口誓子島木赤彦

おとうさん「(´ヮ`;)さっきは小説家の名前ばっかし出てきたんだけどな……w」

【愛の〇〇】葉山先輩の すごい 散らかった部屋

『キョウくんに会いたいのが嘘ならばキョウくんに会いたいというのは本当の気持ちなのだ』

 

 

葉山先輩「ねぇ、これって、いわゆる、

   『トートロジー

    よね……?」

わたし「なーに言ってんですか!」

葉山先輩「ええっ?!」

わたし「それ、トートロジーじゃないです。意味、違います」

 

 

葉山先輩「……なるほどね。

    トートロジーってそういう意味だったんだ」

わたし「はい、筆者の力不足により説明をはぐらかしてますけど」

葉山先輩「What?

 

葉山先輩「恥ずかしいなあ。

    ボキャブラリーで2学年下の一年生に負けるなんて」

わたし「でも、そうしないと覚えられないでしょ。

    ところで──、

    葉山先輩の家、ほんとに所ジョージさんの住んでるところに近かったんですね。」

 

そう、

放課後、わたしは、葉山先輩の家に来ているのです、来てしまったのです……!

 

わたし「わたし、所さんのCD持ってるんですよ」

葉山先輩「( ゚д゚)し、CD?」

わたし「ミュージシャンとしての所さんのほうが魅力的なんだけどな……」

葉山先輩「(・_・;)」

わたし「話題変えましょうかw」

 

葉山先輩のお部屋でふたりきりなう

わたし「すごい積ん読ですね……

    というか、積んでるのが崩壊してるw」

葉山先輩「でもあなたの部屋もこんな感じじゃないの」

わたし「たしかに。でもこの部屋、もはや本が散乱してるじゃあないですか。

    ダメですよー、掃除しないと」

葉山先輩「ほっといてもこうなっちゃうんだ」

わたし「あっ、」

 

そうだ、

葉山先輩は、

『しない』んじゃなくて、

しようとしても、できない』んだ、

それを人は時に誤解するんだ。

 

わたし「(;´・ω・)すみません、先輩」

葉山先輩「いいのいいの」

 

葉山先輩「お母さんがいるから、今は片付けてくれていて、助かるけどね。

    やがてはお母さんに頼れなくなるよね。

    だから、努力はしてるんだ、努力は、拾ったりとか、そうね、拾ったり拾ったり、」

わたし「(ぴしゃりと)先輩。」

葉山先輩「はい(・_・;)」

わたし「コーヒーが飲みたいです」

葉山先輩「じゃあわたしが用意──」

わたし「ダメっ!

    コーヒー豆あります?」

葉山先輩「(・ヮ・;)ある、たぶん、でもわたし場所知らないよ?」

わたし「何かしらコーヒーはあるんでしょ?

    わたし淹(い)れてくるから、先輩は少し休んどいて」

葉山先輩「……(;   ´д`)トホホ。

    それがいいみたいね」

 

コーヒー豆を見つけ出し、

豆を挽き、

お湯を沸かし、

ふたり分のコーヒーを作った

 

「(部屋にできるだけ近寄り)せんぱーい、角砂糖ありますか?」

 

『たぶん』

 

「何個要ります?

    わたしはブラックでいいですけど」

 

『(弱々しく)ふたつ』

 

「ミルクはー?」

 

『(弱々しく)要る』

 

ふたたび、先輩の積ん読に埋もれる身の危険を感じながら

 

葉山先輩「いろいろ大人だねぇ、羽田さんは」

わたし「なにいってるんですかw」

葉山先輩「この頃は、あなたのほうがお姉さんだよ……(しんみりと)」

わたし「へ、へけっ!?

葉山先輩「なぜにハム太郎!?

 

わたし「アツマくんの邸(いえ)に今住んでるの五人ですけど、わたしが下から二番目に年少なんです」

葉山先輩「戸部くんの妹さん何歳なの」

わたし「中学三年の15歳ですよ。あすかちゃんはしきりにわたしを姉と慕ってくれてますけど、諸々(もろもろ)の点であすかちゃんのほうがお姉さんだったり」

葉山先輩「(。-∀-)ふーむ」

わたし「あーっ、先輩いやらしい」

 

 

わたし「あすかちゃんはアツマくんや藤村さんたちの高校受けるんです」

葉山先輩「アンの高校を!?

わたし「(´⊙ ⊙`)あ、アン?!

    わたしの高校に赤毛のアンなんていませんよ」

 

 

赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)

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葉山先輩「ちがうちがうちがう、『藤村さん』じゃなくて、下の名前のアン(杏)って呼ぶようにしたの」

わたし「ああ、そういうことですか」

 

葉山先輩「わたし今度アンの家に家庭教師やりに行くことになった」

わたし「家庭教師ですか?    へーっ、いいな、報告してくださいよ」

葉山先輩「何を?」

わたし「(ゴニョゴニョ)」

葉山先輩「耳打ちする必要あったのそれw」

 

 

漫画も床に散らかってる。

片山まさゆき』……??

って、これ、

 

 

ぎゅわんぶらあ自己中心派 (1) (講談社漫画文庫)

ぎゅわんぶらあ自己中心派 (1) (講談社漫画文庫)

 

 

 

わたし「ぎゅわんぶらあ自己中心派』って、麻雀漫画でしょこれ!?

葉山先輩「失礼な、片山まさゆき先生の作品は、麻雀の枠を超えて……」

 

わたし「『モンキーターン』」

 

 

モンキーターン 1 (少年サンデーコミックススペシャル)

モンキーターン 1 (少年サンデーコミックススペシャル)

 

 

わたし「『馬なりワンハロンげきじょう』」

葉山先輩「違う!いちはろんシアター』と読みなさいそこは」

 

 

馬なり1ハロン劇場 (21)

馬なり1ハロン劇場 (21)

 

 

わたし「あのねえ……(呆然)

 

 

葉山先輩が、

また、わからなくなってしまうので、

わたしは……、

 

葉山先輩のご両親の家事を手伝うことに決めた。

 

 

そして夜へ──。

 

 

【七人衆】2008年12月01日付オリコン週間シングルチャート…

参考資料→

オリコン週間 シングルランキング 2008年11月17日〜2008年11月23日 | ORICON NEWS

 

  1. 【新】UVERworld儚くも永久のカナシ
  2. 【新】PerfumeDream Fighter
  3. 【新】GIRL NEXT DOOR「情熱の代償/ESCAPE」
  4. 嵐「Beautiful days」
  5. 【新】アイドリング!!!「「職業:アイドル。」」
  6. DREAMS COME TRUE「連れてって 連れてって」
  7. 【新】銀杏BOYZ「17才」
  8. SPEED「あしたの空」
  9. 【新】ALI PROJECT「鬼帝の剣」
  10. 中島美嘉「ORION」

 

 

儚くも永久のカナシ(期間生産限定盤)

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『高橋せんぱ~~い』

 

高橋圭二「おっ、小鳥遊(たかなし)ちゃんか」

小鳥遊(たかなし)「はい、タカナシコウハイ、です」

圭二「うむ」

小鳥遊(たかなし)「(*´ω`*)」

 

圭二「10年前のいまごろのオリコンチャートをまとめているんだ」

小鳥遊「なんでいまのじゃダメなんですか?」

圭二「いいしつもんだタカナシコウハイ。

 先週乃木坂が初動ミリオンで1位を獲ったが……」

小鳥遊「???」

 

圭二「ああ、悪い。乃木坂ってのは乃木坂46(フォーティーシックス)のことで、『初動』ってのは要するにCDを売り出した最初の週の累計売り上げ枚数のことだ。

 

 かつてはミスチルの『名もなき詩(うた)』みたいに、マジで限られた場合にしか初動で100万以上売り上げるってことはなかったんだが、まぁAKB48がブレイクしてからこの方、初動ミリオンが日常茶飯事みたいになって……で乃木坂の今度のシングルも初動106万ときたもんだ」

小鳥遊「(少し考えて)んーっと、それは、もう食傷気味だ、ってことですか?」

圭二「要するにな。ぼくおじさんだから、30だから、一昔前……大学時代のオリコンチャートとか、恋しくなっちゃうの」

 

 

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小鳥遊「このジャケット、描かれてるロボット、たぶん『ガンダム』ですよね」

圭二「そうだよ。『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』っていうアニメの主題歌だったんだ、この時のオリコン1位の、ウーバー(ワールド)の『儚くも永久のカナシ』はな……で、手前に描かれてるにーちゃんは、『00(ダブルオー)』の主人公の刹那・F・セイエイくんだ」

小鳥遊「詳しいんですねw」

圭二「でもダブルオーやコードギアスまでだなー、ロボットアニメで観てたのって」

 

イチロー俺が長崎だ!

 

圭二「げえっイチロー

イチローおれが、おれたちが長崎イチロー

圭二「イチロー、それは流石に無理があるぜよ(^_^;)」

 

小鳥遊「???」

イチロー「おれはタカナシをおいかけてたんだ~」

圭二「(小声)儚くも永久のタカナシ

イチロー「うるせええええええ!!」

小鳥遊「?????」

 

圭二「あのな、『俺が◯◯だ』ってのは、」

 

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圭二「↑の刹那くんのセリフでな、『俺がガンダムだ』っていうのの、パクリだw」

小鳥遊「『俺がガンダムだ』? おもしろーいww」

圭二「な? おもしろいだろw」

 

イチロー「感心しあってんじゃねえよ!

 トランザム!!

 小鳥遊を捕獲」

小鳥遊「(イチローにずるずるひきずられて)

 ( ;∀;)あ~ん、儚くも永久のタカナシ~

 

 

圭二「ところでテルとさつきさんは?」

 

小鳥遊の教育係であったイチロー『副編集長と焼き肉だ~』

 

圭二「(・д・)チッ……

 おれは、おれたちは◯角で、

 

 あいつらはどうせ◯々苑なんだろうな!」

 

 

イチローガンダムマイスター……じゃなかった、

 タカナシマイスターになれ、って、編集長や副編集長から言われてっからよ💢」

小鳥遊「なんですかそれ、こわい(((( ;゚∀))))」

イチロー震えながら笑うな💢💢」

 

 

 

作業する圭二(でもカルビ専用ごはんと塩キャベツって値段にしてはクオリティ高いよなあ……)

 

・◯角を見下すな、圭二!

 

(1769文字)

【愛の〇〇】葉山先輩の すごい 決意

また会いたいっていうのが、嘘だったら、また会いたいっていうのが嘘なことが嘘になるけど

 

ピアノセッションのとき。

キョウくんのことで。

羽田さんに向かって、こんなふうに言っちゃったんだけど、

冷静に考えれば、おかしい論理で。

 

もし、キョウくんに会いたいのが嘘だったとしたら、キョウくんに会いたいのが嘘だというのが嘘になる。つまり、キョウくんに会いたいのが嘘ならばキョウくんに会いたいというのは本当の気持ちなのだ。

 

 

あ、あれ、

これって……、

トートロジーってやつじゃない!?

 

『幼なじみに対する気持ちの整理がついてない?』

『そう、しばらく会ってないんだけど、会いたい気持ちと、会うのを拒(こば)む気持ちとが……』

『うんうん』

『こう……ごっつんこしてて』

『(^∇^)アハハハハ!』

『(;´・ω・)』

 

『はーちゃんさ、キョウくんに、会うのがこわい、そういう気持ちもあるの?』

『だってしばらく会ってないのよ!?』

『どれくらいかによるっしょ』

『いまの学校に入ってから、ずっと……』

『じゃあおよそ六年ってところか』

『そんなになるんだ……( ゚д゚)ポカーン』

『なんではーちゃんが驚いてんのよwww』

 

『あのね、わたしが知ってるキョウくん、声変わりする前のキョウくんだから』

『そこかー』

『お互い背が伸びて、キョウくんは声変わりして、わたしはえーっと』

『胸がふくらんで』

『ほかにもまぁ…諸々(・_・;)』

 

『それに第一キョウくんどこにいるかわかんないし』

『親御さんの名前知らないの』

『おぼろげに』

『それはよくないなー。

    でもさー、幼なじみってことは、家族ぐるみの付き合いだったんじゃないの?』

『まあ、当時はそのような──』

『だったら、あんたのお父さんお母さんに訊いてみたらいいじゃあんwwwww』

あっ

 

『……藤村さん、わたしね。』

『はいな』

『思春期……??    になってから、いろいろおかしくなって、たぶんアタマがおかしいんだ、家族ともいろいろあって、ほんとに──』

『仲悪いの?』

ちがう!    いろいろあったから、わたしのこと、いろいろわかってくれてるおとうさんもおかあさんも

『──よかったじゃんw

     それにさ、はーちゃん、あんた、じぶんがアタマおかしい、っていってるけどさ。

    いま、はーちゃん、じぶんの状況をちゃんと判断して把握して、わたしに言えてるじゃないの。

    この前のピアノライヴでも愛ちゃんと一悶着あったみたいだけど、それがよかったみたいだね、どうも』

 

たしかに──。

藤村さん、思ったより、大人だ。

わたしが気張ってて。

 

『そうね、お父さんとお母さんに訊いてみる』

『でも、男の子のことを知りたい、ってことだよ、勇気出せる?』

『う……、

    うん。

    無問題(モウマンタイ)』

『なぜに無問題(モウマンタイ)……』

藤村さん、やっぱりわたし、キョウくんに逢ってみたいから

『勇気出せる?』

こんなの勇気のうちにも入らない

 

『ところで藤村さん』

『あのさはーちゃん、わたしのこと名前で呼んでくれてもいいんよ』

『Σ(゚ロ゚;)ええっ!?    CLANNAD藤林杏(ふじばやしきょう)と混同されるから、杏(あん)って呼ばれるのはご法度(はっと)では』

『ご法度なんて、ぜんぜん言ってないよ?』

はい??

『だって藤林杏云々クラナド云々でいじめられたのってはるか昔のことだし。いまはーちゃんが名前で呼んだって、そうだなはーちゃんじゃあなくったって、気にしない。

    戸部に杏(あん)って言われるのだけはシャクだけど、ね♪』

『あー、そう(・_・  )』

 

『じゃあ、アン(杏)。』

『お』

『お、じゃない💢

   アン?

   あんた大学受けるんだよね』

『受けるよー』

『第一志望は?』

 

 

『ふーん。そこらへんか』

『どうせはーちゃんは東京大学とかでしょ?

    はーちゃんは天才肌だから京大に行くのかもー、とか思ってたりもしてるけどさ』

『──そうね。

    ε- (´ー` ) 』

 

『あのね、わたし、とうぶん大学受けないからさ、』

は、はぁ!?

 

『(予想通り取り乱して)ちょ、ちょ、ちょっとどういうことそれ!?

 

    むつみ!(←わたしの本名)

 

   もったいないってもんじゃないよ、それ!?   怒るよ!?    そんなこと言ってたら ──』

『と・に・か・く・受けないって決めてるのっ!

   ……親と合意のうえのことなんだよ。

    合意してなかったら、こんなにはっきり言わないって。

   わかってくれる、よね?』

 

『……ごめん。

    正直とまどってる。

    そういう考え方の子、はーちゃんが初めてだから。』

『納得出来ない?』

『理解は…するようにする。

    でも…ごめん、呑み込めなくて』

『アン』

『は、はい。』

アン、あんたん家(ち)に行きたい。

    そんであんたの家庭教師してあげる

 

『(30秒間の沈黙ののち)

    ……。わかった。

   あ、ありがとう』

『こちらこそ。

 

    ありがとう、アン(´へωへ`*)』

     

 

【愛の◯◯】サナさんの すごい お湯加減

 

bakhtin19880823.hatenadiary.jp

 

えー去る11月5日(月曜)、文化祭の代休日、約束通りさやかと美容院『アリア』に行きまして、とっても気持ちよくさっぱりとなったわけですが、 

 

わたしがレポートするヒマもなく

 

そう、さやかがその模様を報告してくれる予定だったんですけども、2週間後に延長したピアノ対決そのほか諸々の事情が重なり、

 

わたしと愛はもう髪が伸びたのでもう一度『アリア』でサナさんに切ってもらいに来たー

 

「そ、そう、そうなんです」

 

サナさん「さやかちゃん、じゃあ炭酸泉あてるよー」

さやか「はーい

 

<ごぽごぽごぽ

 

さやか「わーい

 

さやか「(((´-ω-`)))ウトウト…

 

サナさん「wwwwwww」

わたし「wwwwww」

 

さやか、わかりやすい、わっかりやすいねえ、あなたはw 

 

・わたしはサナさんにもう施術された後なんです

・VTRスタート

 

サナさん、彼氏さんとは、なかなおりできましたか~?

 

 「あ、おかげさまで∑d(゚∀゚d)

 

 

サナさん「でも丸(佳浩)の去就のことが気掛かりで、彼さいきんごはんあんまし食べてないみたいで」

わたし「ははは……」

 

「はーい、じゃあ洗ってくよ~」

「わーい(^○^)」

 

ブシュッ

 

・髪にお湯が当たる。

 この瞬間が、なんとも言えない至福…(〃ω〃)

 

 わたし髪の量が多いんだけど、サナさんは長い時間をかけて丁寧に丁寧にお湯を当てていってくれる。

 伸びた髪の「伸び加減」を完璧に把握してくれてるって感じ?

 お湯がじんわりとわたしの頭皮の全体に行き渡っていくのが感じられて、もうサナさんの絶妙すぎるお湯加減にうっとりするだけ…(〃ω〃)

 

 そのあとでシャンプーで頭ごしごし。

 気温がさすがに下がってきたので、今日からは、気分がホッとHOTに落ち着くアロマ入り。

 髪にシャンプーがあたっただけで、わたしの肩の荷がすぅーーーーーーっとおりていくのがわかる。

 サナさんね、小柄で、台に乗ってわたしのシャンプーしてくれてるんだけど、そんな身体からは信じられないくらい、強めにごしごししてくれるの!! 強めに、っていっても、あくまで強めに。全然痛くないし、ほら、強めの「腕加減」でやってくれたほうが、気持ちいいでしょう?

 サナさんの巧みな「腕加減」のおかげで、頭皮が適度に揉みほぐされてもううっとりうとうと(((´-ω-`)))…。

 ぜったい家に帰ったら爆睡できそうな気持ちよさ。

 

『しゃこしゃこしゃこ♪』

『洗い足りないところありますかー?』

 

 サナさんの「いつもの」、はい、あるわけないですw

 

 で、お湯で洗い流してくれるわけです。

 寒くなってきたので、お湯熱め、なんというかお湯の「ハリ」も「厚め」。

 もったり、もったりと、絶妙に多めの湯量で、念入りにわたしの長髪を洗い流してくれるのです。

 この、サナさんのお湯加減、わたしも見習いたい。

 なんの参考にするかっていうと、そりゃ、お料理の「さじ加減」ね。

 

ーーで、肩や首をムニムニと軽くマッサージしてもらって、シャンプーは終わり。

 

「(〃ω〃)=3」

「はーい、これからカットだよw

「( ;゚д゚)アッ!」

【愛の◯◯】流さん、吉行淳之介に、デートのノウハウを学ぶ?

おはようございます。

 

戸部邸に居候している流(ながる)です。

 

えー、

大学生は、ヒマです!!

 

なので、本読むぐらいしか、やることないわけです、マジで。

 

それに、文学部の学生にとっては、本を読むことがイコール勉強でしょう?

 

ただ、ぼくは若干不真面目なので、あまり真面目とはいえない調子で書かれている本を読んでいます。

 

回想

悪友「なぁ『恋愛論』って興味ないか」

ぼく「…スタンダール?」

悪友「と思うよなあ? 思うだろ!?

 でもちがうんだ」 

 

 

恋愛論 (角川文庫 緑 250-7)

恋愛論 (角川文庫 緑 250-7)

 

 

悪友「スタンダールでなく吉行淳之介先生だ」 

 

回想終わり

 

……というわけで、その悪友に、吉行淳之介の『恋愛論』を読まされ始めているわけです。

 

たしか村上春樹が投稿した『風の歌を聴け』を群像新人文学賞に推したのが吉行淳之介で、いわば淳之介先生は、春樹の師匠筋にあたる……なんて、春樹は思ってないというか、きっと、「師匠」ではなく別のことばを、淳之介に対しては使うんだろう。

 

それはいいんだ。

 

「陶酔」とか「誘惑」とかいう章がある。

で、「あいびき」。

 

「あいびき」といえばツルゲーネフの小説で、吉行淳之介もこの「あいびき」という章でツルゲーネフの「あいびき」、引用してる。

きっと愛ちゃんは「あいびき」読んでるだろう。彼女ロシア文学が特に好きだからなー。

ぼく?

ぼくは読んでないです、なにを期待したかなー(^_^;)

 

「逢引、あいびき、当世流の言葉でいえばデートということになる。」

吉行淳之介恋愛論』角川文庫、1973 22ページより) 

 

そうか、

あいびきってデートのことなのね(^_^;) 

 

「あいびきの形をみればその二人の恋の様相がはっきり分る」

吉行淳之介恋愛論』 同文庫版25ページより)

 

ほほー。

 

待ち合わせ場所はバス停が便利だ、とか、淳之介先生、書いておられる。

 

「喫茶店などで長い間人待ち顔でいたあげく、待呆けをさせられてしぶしぶ帰るより、さっとバスに乗って帰った方が颯爽(さっそう)としている。」

(24ページ)

 

まあ、現代なので、バス停も喫茶店も、待ち合わせ場所に使ったこと、ないな。

 

「百組の男女があれば、そこに百種類の恋のかたちがあらわれるように、百のあいびきの形が出来てくる」

(25ページ)

 

ーーほらね。

 

ところで、彼女さんとぼく、どんな場所を待ち合わせに使うこと多いっけ。

 

ふしぎと「噴水の前」で待ち合わせることの印象が多い。

なぜだ。

都会の中の都会だし、噴水なんて、身の回りにあふれてるからなあ。 

 

いちどだけ、ものすごい場所で、彼女さんと待ち合わせたことがある。

 

そこは、南池袋の『肉のハナマサw 

 

副都心線雑司が谷駅池袋駅のあいだで、穴場スポット……みたいにはなってないか、あそこらへん。

河◯塾とか東京音楽大学とか洒落た古本屋さんとかあって、実はけっこう栄えている地域で、池袋のど真ん中と比べたら、相対的に小ぢんまりとしているだけ。

 

なにより、ジュンク堂池袋本店が近いしね。

でも、そんな場所にどーんっと『肉のハナマサ』が店を構えていて、ほら、ハナマサの看板、あの文字、目立つよね、目立つんだよw

 

ーーで、「目立っててわかりやすいから」っていう理由で、あそこらへんを待ち合わせ場所に指定したら、彼女さん、一発でぼくを見つけてーー、

ふたりで爆笑してましたw

 

で、ジュンク堂池袋でいろいろ本を物色して、となりのスタバでお茶して、西武百貨店のぞくか、シネマサンシャインみたいな劇場で映画観るか。

まぁ、定番のデートコースで、面白みはないけれど、ハズレがないと。 

 

ところでーー、

 

クリスマスまであと1ヶ月切っちゃったよ。

 

ことしのクリスマスはどうしようかな…、

吉行淳之介先生、この本に「クリスマスの過ごし方」みたいなこと、書かれていませんかね!?

 

 

恋愛論 (角川文庫 緑 250-7)

恋愛論 (角川文庫 緑 250-7)

 

 

 

【愛の〇〇】あすかちゃん、一緒に寝て…!

あすかちゃんの部屋

あすかちゃんの高校入試も差し迫っている。

 

というわけで今日はあすかちゃんの受験勉強を見てあげている。

 

ところで、あすかちゃんの志望校だけど、お兄さんのアツマくんと同じ高校です。

 

あっ!    そこの読者のひと!

「やっぱり。」って思った?

いやー、思ったでしょ〜w

 

つまり、藤村さんやマオさんやハルくんとも同じ高校です。

 

アツマくんと藤村さんは卒業するけれど、あすかちゃんが合格すれば、マオさんやハルくんたちの後輩になるわね。

 

それはそうとして……

 

あすかちゃん「(`・ω・´)カリカリカリ…」

わたし「よし、もうすぐサ〇エさん始まるんで、いったん休もうか」

あすかちゃん「(〃´o`)ふー」

 

あすかちゃん「おねえさん知ってました?

    ポケモンがまる子の裏番組になったんですよ」

わたし「それ、いつ?

あすかちゃん「(謎のうろたえ)い、いまですけど。」

わたし「いま、ってことは、サ〇エさんの直前なのね。

    で、ポケモンは、これまでどの時間帯にやってたの?」

あすかちゃん「(´ヮ`;)なんかすみませんおねえさん

わたし「えっ」

 

あすかちゃん「きょうの晩御飯当番は、流(ながる)さんと、オマケでお兄ちゃんか。」

わたし「オマケ(^ω^;)」

 

わたし「(姿勢を少しだけ正して)んーっと、

    あすかちゃん、

    あのね。」

あすかちゃん「なんですかぁ?」

わたし「お願いがあるの」

あすかちゃん「どんな?」

わたし「(;-ω-)んーとね」

あすかちゃん「 (´へωへ`*)?」

わたし「あの、今晩…」

あすかちゃん「(´へωへ`*)」

わたし「今晩ね、ここで、」

あすかちゃん「(´へωへ`*)わたしの部屋で?」

わたし「うん、(;´・ω・)」

 

わたし「(;´・ω・)」

 

わたし「(;‘-ω-)」

 

わたし「(;>ω<)わたしと!

    わたしと一緒に寝て!

 

あすかちゃん「(゚д゚    )ポポカーン」

 

あすかちゃん「そんな、勇気出して言わなくてもいいじゃないですかw」

 

あすかちゃん「(あったかい声で)なんかあったんですね?」

わたし「(;´・ω・)うん、トラックに乗って新国立競技場のトラックを一周する夢とか観て、ヘンでしょ?

    こわいの……」

あすかちゃん「(爆笑をこらえきれず)す、すすす、すごい夢ですねwww」

わたし「きのうの夕方はふつうの陸上競技場のトラック一周するだけだったのに、

    夜観た夢だと、新国立競技場にグレードアップしてた……○| ̄|_

 

あすかちゃん「じゃあ、夢でトラックを2回運転したんですねwww」

わたし「(;´Д`)免許なんかないよー」

あすかちゃん「そりゃこわい。でもトラックがこわいから、1人で寝れないんですか?」

わたし「もちろん、それだけじゃないわ」

 

あすかちゃん「なるほど、葉山先輩とクイズやったりお料理作ったりピアノ弾いたり、今月はいろいろハードで、

    要するに疲れてるんだ、お姉さんw」

わたし「(´ヮ`;)とくにピアノがね。」

あすかちゃん「葉山先輩もいろいろと手がかかる女(ひと)みたいですねえ!」

わたし「わたし以上に手がかかる…」

あすかちゃん「えっどういうことですか」

 

わたし「あすかちゃん、正直わたし、自分で自分を『面倒な性格だ』と思うこと、しばしばでね」

あすかちゃん「そんなことないですよ!」

 

あすかちゃん「(真剣に)そんなこと、ないですから

わたし「(つД`)ありがとう」

あすかちゃん「そんな、ウルウルしなくたってw」

わたし「ねえ、わたしとあすかちゃん、たった1歳違いじゃない。

    正確には7ヶ月違いか。

    あすかちゃん、いつもわたしのこと『お姉さん』って呼んでくれてるけど…、

    あすかちゃんのほうが、わたしより『お姉さん』な部分も、あると思うの」

あすかちゃん「ブラジャーとか?

 

わたし「(体温2度上昇)ちょ、直球だね、戸部きょうだいは」

 

わたし「(  ;´・ω・`)たしかに、はついく……体型的には、わたしよりお姉さんなところ、あるよね」

あすかちゃん「お姉さんのほうが身長高いじゃないですかー。わたし身長の伸び止まるのはやくて、あれ、この話前にもしたかな?」

 

あすかちゃん「ともかく、わたしのほうがお姉ちゃんな時がある、なんて、とんでもなぁい」

わたし「随分まえのようなことにも感じるけど……ほら、くだらないことで、あすかちゃんとケンカしちゃったことあったじゃない?

   

    あれはほんとわたしのほうが大人気なくて。

    あすかちゃんのほうが、あの時はお姉さんだった!

   いまさらだけど、ごめんねあすかちゃん!

 

わたしは……

 

自然と、あすかちゃんに抱きついていた。

 

あすかちゃん「(不敵に)おねえさ~ん?

    わたしをベッドに持っていくのは、まだはやいですよんw

    (๑>؂•̀๑)テヘヘ」

わたし「うっ('﹏*๑)」

 

アツマくんの声『おーい、サザエが終わっちゃうぞー、メシが冷めちゃうぞー』

 

わたしとあすかちゃん「