おはようございます。
戸部邸に居候している流(ながる)です。
えー、
大学生は、ヒマです!!
なので、本読むぐらいしか、やることないわけです、マジで。
それに、文学部の学生にとっては、本を読むことがイコール勉強でしょう?
ただ、ぼくは若干不真面目なので、あまり真面目とはいえない調子で書かれている本を読んでいます。
回想
悪友「なぁ『恋愛論』って興味ないか」
ぼく「…スタンダール?」
悪友「と思うよなあ? 思うだろ!?
でもちがうんだ」
回想終わり
……というわけで、その悪友に、吉行淳之介の『恋愛論』を読まされ始めているわけです。
たしか村上春樹が投稿した『風の歌を聴け』を群像新人文学賞に推したのが吉行淳之介で、いわば淳之介先生は、春樹の師匠筋にあたる……なんて、春樹は思ってないというか、きっと、「師匠」ではなく別のことばを、淳之介に対しては使うんだろう。
それはいいんだ。
「陶酔」とか「誘惑」とかいう章がある。
で、「あいびき」。
「あいびき」といえばツルゲーネフの小説で、吉行淳之介もこの「あいびき」という章でツルゲーネフの「あいびき」、引用してる。
きっと愛ちゃんは「あいびき」読んでるだろう。彼女ロシア文学が特に好きだからなー。
ぼく?
ぼくは読んでないです、なにを期待したかなー(^_^;)
「逢引、あいびき、当世流の言葉でいえばデートということになる。」
そうか、
あいびきってデートのことなのね(^_^;)
「あいびきの形をみればその二人の恋の様相がはっきり分る」
ほほー。
待ち合わせ場所はバス停が便利だ、とか、淳之介先生、書いておられる。
「喫茶店などで長い間人待ち顔でいたあげく、待呆けをさせられてしぶしぶ帰るより、さっとバスに乗って帰った方が颯爽(さっそう)としている。」
(24ページ)
まあ、現代なので、バス停も喫茶店も、待ち合わせ場所に使ったこと、ないな。
「百組の男女があれば、そこに百種類の恋のかたちがあらわれるように、百のあいびきの形が出来てくる」
(25ページ)
ーーほらね。
ところで、彼女さんとぼく、どんな場所を待ち合わせに使うこと多いっけ。
ふしぎと「噴水の前」で待ち合わせることの印象が多い。
なぜだ。
都会の中の都会だし、噴水なんて、身の回りにあふれてるからなあ。
いちどだけ、ものすごい場所で、彼女さんと待ち合わせたことがある。
そこは、南池袋の『肉のハナマサ』w
副都心線の雑司が谷駅と池袋駅のあいだで、穴場スポット……みたいにはなってないか、あそこらへん。
河◯塾とか東京音楽大学とか洒落た古本屋さんとかあって、実はけっこう栄えている地域で、池袋のど真ん中と比べたら、相対的に小ぢんまりとしているだけ。
なにより、ジュンク堂池袋本店が近いしね。
でも、そんな場所にどーんっと『肉のハナマサ』が店を構えていて、ほら、ハナマサの看板、あの文字、目立つよね、目立つんだよw
ーーで、「目立っててわかりやすいから」っていう理由で、あそこらへんを待ち合わせ場所に指定したら、彼女さん、一発でぼくを見つけてーー、
ふたりで爆笑してましたw
で、ジュンク堂池袋でいろいろ本を物色して、となりのスタバでお茶して、西武百貨店のぞくか、シネマサンシャインみたいな劇場で映画観るか。
まぁ、定番のデートコースで、面白みはないけれど、ハズレがないと。
ところでーー、
クリスマスまであと1ヶ月切っちゃったよ。
ことしのクリスマスはどうしようかな…、
吉行淳之介先生、この本に「クリスマスの過ごし方」みたいなこと、書かれていませんかね!?