【愛の〇〇】『好きな人がいるから』

横浜が阪神に大逆転された

わたし「……なによ、この試合。

 ソトを指名打者にしてよ😠」

アツマくん「無茶言うなw」

わたし「悔しくないの!?」

アツマくん「おれは中立だし。

 素直にサイクルヒット達成した梅野を賞賛するよ😃」

 

わたし「む〜〜〜」

アツマくん「な、なんだ愛、暑いじゃないか、そんなによっかかってきて」

わたし「上茶谷が……かわいそう」

アツマくん「(;´Д`)だから、近いって、愛。

 胸が当たる……ことはないか、

 あすかと違って」

わたし「(アツマくんをギューッとつねって)一言多い!

 

( º言º)あーもう梅野のヒロインの演説ムカつく💢」

 

感がいいアツマくん「……なにか学校であったのか?」

わたし「わかる?」

アツマくん「だってソトが落球したとき、尋常じゃないキレっぷりだったし」

 

わたし「(ーー;)今日の朝ね。

 下駄箱あけたら、手紙が入っていて………!!」

アツマくん「うひょ! 後輩の女の子からラブレターもらったんだな!」

わたし「お・ん・な・の・こ、ってのが問題じゃないの。さやかはそういう経験あったみたいだけど、わたしは今まで1度もなかったから、ビックリした」

アツマくん「それでどう処理したんだ」

 

わたし「放課後、体育館裏で――」

アツマくん「wwwwwwwww」

わたし「ヽ(`Д´)ノ大爆笑するなっ!」

 

わたし「体育館裏で、断った」

アツマくん「なんて言って断ったの?」

わたし「決まってるでしょっ!

 

『わたし、好きな人がいるの』

 

 って言って」

 

好きな人「( ・ᴗ・  )……そっかそっか」

 

わたし「( ˶'-'˶)

 

思わず、

『好きな人』の背中に抱きつきたくなったけど、

自重して、さりげなく、

彼の右手を握りしめた。