【愛の◯◯】なんで涙が止まらねえんだよ……。

夕方のニュースを観ながら

きょう12月19日かー。

 

あした12月20日、で、

どんどん年末進行に傾いてくる。

 

おれ「ふーっ。」

 

おれ「今年もいろいろあったなあ」

 

今年「は」いろいろあった、

よりは、

今年「も」いろいろあった、

と、言うほうが、

 

平穏無事感があって、よろしい。 

 

(^_^;)ただ、かなり波瀾万丈の2018年だった気がするぞ、戸部邸の2018年w

 

もう少ししたら、

おれは大学を受け、

あすかはおれの高校を受ける。

 

 

 

ーーー( ´ー`)フゥー……。

 

愛が、

愛が来て、

2年過ぎた。

 

やや離れたところから、庭に面したほうの窓を見てアイロンをかけている羽田愛さん「ほんとにいろいろあったねぇ~、アツマくん

おれ「ああ、おまえは特にな」

反対方向を向きアイロンをかけ続ける愛さん「アツマくんが、あったかかった一年だった。

おれ「そりゃどうも。

 ま、

(;´Д`)いつからおまえはそこでアイロンかけていたんだ!』って、不意打ちをかけておれを驚かしたかったんだろうがーー」

愛さん「ピクン

おれ「100年早かったなw

愛さん「……あんたを米騒動の時代にタイムスリップさせてやりましょうか。」

おれ「なんじゃその微妙な罵倒ぶりは。

 元気ないねえ。

 大学入試関連で元気を吸い取られてるのは、おれのほうのはずなんだがなあ」

愛「元気だよ、わたし」

おれ「……悪かったよ、ジョーダンです」

愛「アツマくん。あなたのランニングコース教えて?」

おれ「な、なんじゃあああああ!? 唐突に

愛「走るの!!

おれ「え、まさか愛さんキミ今から」

愛「そうよ」

 

 

 

玄関先

シューズをはく愛「アツマくんはついてこなくても」

おれ「ダメだ」

愛「いいよっ!」

おれ「ダメだ!💢

愛「(素直に)わかった。

 ごめんなさい。」

 

おれ「日没時間が早くなるし、朝飯前とかと違って交通量が増えるだろ?」

愛「わかってたよ」

おれ「( ー`дー´)いーやわかってない!

愛「過保護なんだからw」

おれ「バカヤロー!!

 

愛「(怯えそうな苦笑いで)え、えーっと、アツマさん?」

おれ「だれも心配してないと思ったか?

 まさか、おれだけが心配してるとか思ってないだろうな?!

 いろんな人がおまえのことが好きで、おまえを気にかけていて、心配してるんだよ、

 理解しろそんぐらい、ばか。

 

後ずさりする愛。

 

き、きつく言い過ぎたかもしれない、 

 

 

愛「アツマくん、ちょ、ちょっとこわいよ、受験のことでヒステリックになってない?」

 

おれ「(;´Д`)あ・・・・・・」

 

愛に。

はじめて。

『こわい』って言われてしまった。 

 

眼がたちまちじんわりしてきた。

ちくしょう、ちくしょう! 

 

駆け寄ってきた愛「なかないで、なかないでアツマくん!!

 

情けない情けない情けない情けない情けない、

地面にへたりこんで、ナヨナヨして、泣きやがって、

おれのアホンダラ。 

 

 

 

ランニング中止

愛の部屋に引っ張られていくおれ

 

おれと愛は……、

 

 

ひとしきり、泣きまくった。

 

 

ただ、泣きあったあとで、

 

「整頓できてるでしょ?」

 

「前は積ん読が崩壊しそうになるレベルだったんだけど、はやい大掃除だと思って、頑張ったw」

 

「なにエンリョしてるの、掛け布団もシーツも変えたばっかりなのよww」

 

「『はやい』といえば、一足早いプレゼントだけど、いいよね、別に?

 できちゃったから。」

 

「はい、わたしが編んだマフラーだよ。」

 

「部屋のなかじゃあ、暑いかw」

 

「『いろんな人がおまえを好きだ』かーー。

 いろんな人に好かれてるよ、アツマくん。

 あなたは。

 あなたが思ってるより。」

 

「そんでもって……、

  わたし、アツマくんが好きです。

 大好きです。

 あなたに会えてよかったです。

 

これからもよろしくね。

 何年先も……、

 ね。

 

おれも!!

 おれも!!

  愛!!!

  おまえに会えて良かったあっ!!!!!!!!

 

 

 

 

 

そのあとは。

もう。

お互いことばにもならず。

明日の朝、天気がよかったらランニングしよう」と約束して。

しばらく愛の部屋で、過ごした。