読書会 サルトル『存在と無』

 テキストはこれ↓

存在と無〈1〉現象学的存在論の試み (ちくま学芸文庫)

存在と無〈1〉現象学的存在論の試み (ちくま学芸文庫)

 

 

第2部第2章 Ⅱ 時間性の存在論

(A) 静的時間性

 脱自的な構造を副次的な構造として自己のうちに組みいれている全体的構造としての時間性

(365ページ)

 やこぶそん「ーーという時間性に以降でサルトルはとりかかるそうです」

ばふちん「なんじゃこりゃ」

「脱自的な構造を副次的な構造として自己のうちに組みいれている全体的構造としての時間性」とは何か?

ば「まず『脱自』ってなんだよ」

や「そこからかよ!! ( ゚∀゚)・∵. 」

ば「『即自』と『対自』はヘーゲルの用語だってわかったけど、『脱自』なんて聞いてないよ」

や「たしかに。

『脱自』の原語はek-stasesだねえ」

ば「そんなこと言ったってドイツ語もフランス語もわからないよ。

『脱自的な構造』ってなんだよ( ;∀;)」

や「とりあえず『脱自』は『脱自』のままにしてあげよう。

 まずこの概念はなにかの『時間性』なんだよね。

 『全体的構造としての』時間性なんだから、時間性は全体的な構造なんだよね」

ば「なんの全体的構造なんだよ」

や「( ゚∀゚)・∵. グハッ!!」

ば「何に対しての全体的構造なのか、サルトルはいっていないような気がするなあ」

や「いや、いってると思うが・・・・・・ここでは言明されていない」

ば「( ´゚д゚`)エー」

 

や「『時間性』は『脱自的な構造を副次的な構造として自己のうちに組みいれている』」

ば「修飾語が長すぎるよ」

や「うるさいなあ・・・・・・。

『脱自的な構造』の意味は放置するんだったよね」

ば「うん」

や「でも『脱自的な構造』が『副次的な構造』であることはわかるよね。『副次的』の意味はわかるよね」

ば「二次的ってことでしょ。メインじゃなくてサブってことでしょ」

や「それは大雑把する気もするが・・・・・・ともかく『脱自的な構造』は副次的にすぎないわけだ。

 で、そんな『脱自的な構造』が『時間性』の中には『組み入れられている』わけだ」

 時間性は全体的な構造である。時間性の中には脱自的な構造が組み入れられている。脱自的な構造は副次的な構造である(にすぎない)。

 ば「だから『脱自的な構造』ってなんだよヽ(`Д´)ノ」

や「第2章のⅠを読み返せばわかるかもな」

ば「じゃあ巻き戻ししよう」