アツマ「お前の部屋に入るのも久しぶりだな」
あすか「あっそ」
アツマ「勘違いするなよ。お前をエロい目で見るわけじゃないんだからな」
あすか「制服のこと?」
アツマ「そうだ」
あすか「何勘違いしてんの!?」
アツマ「へ」
あすか「私が制服着るとは一言も言ってないんだけど」
アツマ「(-_-;)そ、それはすまん」
あすか「あそこのハンガーにかけてあるのが高校の制服 」
アツマ「そうか。
お前は藤村より背が少し小さいけど、」
あすか「『けど?』」
アツマ「いや何でもありません」
× × ×
アツマ「お前の部屋にも本棚あったんだな」
あすか「当然」
アツマ「最近何読んでるの」
あすか「…お兄ちゃんこそ」
アツマ「俺はイェイツっていうアイルランドの詩人。劇作家としても有名らしいけど」
アツマ「左のページが英語の原文で右のページが日本語の翻訳だから、一石二鳥だ」
あすか「ふーん、勉強してるんだね…」
アツマ「で、お前は?」
あすか「・・・・・・」
アツマ「おーい」
あすか「・・・・・・」
アツマ「どうしたんだよ」
あすか「( ;;-_-)」
アツマ「言えないような本でも読んでるのかぁ?」
あすか「別に…」
アツマ「夫婦善哉(めおとぜんざい)、おださくのすけ、って読むのか」
あすか「うん」
アツマ「何でそんなに恥ずかしそうなんだw」
あすか「(;´Д`)本っ当に昔からそういう感覚は鋭いんだから!!」
アツマ「あったりめーだろ」
あすか「大阪に『自由軒』っていうレストランがあって――知ってるでしょ、生卵が中央にドーンと乗っかってるドライカレーみたいなやつ」
アツマ「あー、あれ、美味そうだよな」
あすか「この小説に出てくるらしくて」
アツマ「それが読む動機だったのか、
(*^─^* )食いしん坊だな~、お前は!ww」
あすか「( ;; >_<)生卵投げるよ!!」