【愛の◯◯】ダウトをさがせ!

♪コンコンコーン♪

 

アツマ「おーい」

 

あすか「なに? お兄ちゃん。いまお姉さんに高校入試の勉強教えてもらってるんだよ」

 

アツマ「じゃあ、ちょっと勉強の息抜き」

 

あすか「なに? スマブラDXでもやるの」

 

 

大乱闘スマッシュブラザーズDX

大乱闘スマッシュブラザーズDX

 

 

アツマ「んー、愛がスマブラの操作に慣れてきたらやってもいいんだけどな」

 

あすか「お姉さんにスマブラ教えるつもりだったの……。(-_-;)

 だいいち、ゲームキューブとか、わたしが生まれる前の化石じゃん」

 

アツマ「おいあんまり任天堂のひとを怒らせるなよ!!(;´Д`)」

 

あすか「京都を代表する企業ってなんだと思う?」

 

アツマ「は!? (;´Д`)

 それこそ任天堂じゃないのか……」

 

あすか「わたしはワコールだと思うな」

 

アツマ「あんまりおちょくんなよ!? (゜o゜;

 おまえ中学3年生じゃねえか」

 

あすか「中学3年生とかなんとかかんとか、もうあまり関係ないよ」

 

『ワコールで中学生といえば、さいきんきわどいCMやってるよね』

YouTubeで再生数が伸びてるのが気持ち悪いんだけど、あれたまにテレビでも流れますよね』

『わたしはあの娘と年齢近いから、少しあのCM目にすると気まずいけど(^_^;)』

『えーっ、わたしのほうが1個下じゃないですか~』

『わたしまだ15歳よ』

『たしかに、お姉さんの誕生日、来月でした』

『あすかちゃんは6月9日生まれよね』

『そうですよ、割りときわどい日付ですよね』

『そうね…ノーコメントだけど(^_^;) うちの文芸部の顧問と1日違いだね』

 

アツマ「あすか、しゃべる暇あったら、勉強したらどうだ……orz

 お兄さん『ワコールにきわどいCMがある』とか『日が誕生日なのは割りときわどい』とか、ついていけない……orz」

 

『じゃああすかちゃん15歳だから、わたしとまだ同い年だ!

 どうりで……』

『どうりで、なんですか?』

『いや、その、伸び盛りというか、育ち盛りというか(^_^;)』

 

アツマ(それはピンぼけ発言だろ、愛。

 あすかは発育が早いから……、

 胸のことで、あすかに対してコンプレックス感じてるんだよな。

 正直バレバレだぞ。

 

 ただなぁ、愛よ。

 あすかは発育が早いぶん、身長の伸びが止まるのも早かったのさ)

 

アツマ「ーーま、愛も中学2年の秋にここに来たときから、あまり見た目、変わってないけどな」

 

ガチャ

 

愛「なんか言ったでしょ、なんか💢」

アツマ「こ、こわいです、あいさん」

愛「あのね、先月の初めに、恒例の身体測定が、うちの学校でもあったの。

 あ、胸囲はかるってのは、都市伝説ね。

 体重は永遠のリンゴ2個分だからいいとして……。

 身長は160.5センチでした」

アツマ「ま、そんなもんだろ、161か160ってとこだろおまえは。

ーーで、いったい何がいいたいんだ?」

愛「中学2年のころは150センチ台だったから」

アツマ「ふーん、157センチだったんだな」

愛「どうしてわかるの……(゜o゜;

アツマ「(人差し指を振って)ふっふっふ、そして愛、おまえは『初めてここに来た時157センチだったけど、成長して160センチ台になった』と言いたくて、1センチサバを呼んでいる。

 つまり、おまえはほんとうは中学2年の2学期の時点では158センチだったんだ。

 (*´ω`*)」

 

愛「どうしてわかるの……( ゚д゚)

 

・とつぜんあすかがシャチのぬいぐるみを持って兄に突進してきました

 

\ポカポカポカ/

 

アツマ「死んだティコが浮かばれねえぞ、あすか!!

あすか「なに『七つの海のティコ』のネタバレしてんの!? むしんけい

 

 

 

愛「…で、アツマくんは、いったい何が言いたかったの?(^_^;)」

 

アツマ「あー、流さんが、下で待っててさ、たまには4人水入らずでトランプ遊びでもしようや、ってことになって」※明日美子さんは爆睡

 

愛・あすか「あっ……」

 

愛・あすか「流さんを、待たせちゃった(´・ω・`)」

 

アツマ「反省するなら山札切れ

 

 

・・・・・・

 

床座りでトランプを囲む、

愛、

アツマ、

あすか、

流さん

 

アツマ「愛は以前、『ポーカーは金がかからないと面白くない』とか、不穏なこと言ってたが」

 

 

bakhtin19880823.hatenadiary.jp

 

 愛「つまらないじゃん、トランプ」

アツマ「ポーカーとか面白くねえか? 昔のパソコンのOSに入ってるやつとか」

愛「ああいうのは金がかからないと面白くならないのよ」

 

愛「は!? たとえ話でしょ、たとえ話」

アツマ「ちょっち言ってる意味がよくわかりませんねえ」

愛「(完全スルーで)お金は賭博罪になっちゃうけど、なんか賭けない? なんか」

 

流「負けた人が?」

愛「そうです」

あすか「ところでそもそもなんのゲームやるの」

愛「ポーカーがいい」

アツマ「いい加減ポーカーから離れろ、愛!!(;´Д`)

 

アツマ「『ダウト』な、『ダウト』。

 4人で遊ぶにピッタリらしいから」

愛「その情報源どこ」

アツマ「(スルーのお返しで)手札が最後まで残ってたひとが負けだぞ」

 

流「で、いったい何を賭けるんだい? お金以外で」

あすか「それぞれの秘密、とか」

アツマ「それは生々しくなるからやめよう(-_-;)」

 

愛「負けた人が弱点を言う、でどうかな?」

アツマ「もう『賭け』になってなくね?」

あすか「罰ゲーム的なノリですね」

流「ま、そっちのほうが健全だよね」

 

愛「でもさ、もうバレてる弱点多いじゃん、

 アツマくんの『ゆでたまご』とか」

アツマ「おまえの弱点は、炭酸飲料と、将棋と、電子機器関連とーー」

愛「( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン

  ( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン

  ( ‘д‘⊂彡☆))Д´) 3回パーン」

 

流「そこまで晒されてるんなら、愛ちゃんとアツマが勝っても面白くないなあ」

あすか「じゃあ、お兄ちゃんかお姉さんが勝ったら、弱点に関わるなにかをやってもらいましょう」

 

アツマ「おれにゆでたまご食わせる気か!?」

愛「わたしが炭酸飲むとどうなっても知らないよ!?」

 

あすか「……(´・ω・`) じゃあ、お兄ちゃんはゆでたまご以外でまだ弱点がいくつかあるので、お兄ちゃんが負けたらそれをみんなにバラしましょう」

アツマ「くっ」

あすか「お姉さんが負けたら、詰将棋の本を1冊やり遂げる」

愛「なにその微妙な罰ゲーム」

 

愛「よーし、ぎゃくにあすかちゃんが負けたら、お姉さんのわたしだけが知ってるあすかちゃんの弱点言っちゃうからね~( ^_^)」

流「ぼくが負けたら?」

アツマ「流さんが負けたときの罰ゲームは、恋バナがいいんじゃないかな」

 

色めき立つ女性陣約2名「あーっ、それいいそれいい!! よーし、流さん倒しちゃうぞ~

 

アツマ(わかりやすい……(-_-;))

流さん(しょうがないなあ(^_^;))

 

 

 

 

 

 

 

ここで突然ですがクイズです。

 

↑の会話のなかで、虚偽(≒「ダウト」)の発言があります。

さて、ダウト(Doubt)なことを言っているのは、だれのどんな発言でしょう?

ダウトはひとつとは限りません。

 

正解は、おいおい明らかになるでしょう…… ←丸投げかよ!