「なまえでよぶよ」

○ダイニング

 

あすか「あ、きたきた、やっときた」

 

愛とアツマが下りてきた。

 

あすか「お姉さん、きょうは、80パーセントぐらいわたしが作ったんですよ♥」

愛「この量のミートスパゲッティを!?

すごい!!」

アツマ「おい、サラダとスープもあすかが作ったんだろ、褒めてやれよサラダとスープも」

 

愛「そうだね、アツマくん

 

あすか「!?

流さん「!?

明日美子さん「(^^)」

 

あすか「あ、あの・・・・・・お姉さん、いつからお兄ちゃんのことを、下の名前で呼ぶように(;´Д`)」

流さん「でもめでたいじゃないか、アツマもやっと名前で呼んでもらえて

 

アツマ「そうですよねw」

愛「あのね、アツマくんと、いまさっき、上で相談して決めたの」

アツマ「そうなんだよ。おれの部屋で」

あすか「!? お兄ちゃん、まさかお姉さんを部屋に連れ込んだんじゃないでしょうね!?」

愛「あのね、あすかちゃん、わたしのほうが『部屋に入りたい』って言い出したの。ヘンなことは何もしてないから。大事な話があっただけ。

 しかもね、”大事な話”のこと、アツマくんの部屋に入ったら忘れちゃって、けっきょく、その”大事な話”は、『これから名前で呼びたいんだけど、どう呼べばいい?』ってw」

 

 

あすか「産婦人科予約しなくていいですか

愛「だいじょぶだいじょぶ、ほんとうにやってないから

あすか「ホントですかぁ?

愛「だいじょぶだから、このブログの中の人が今後証明してくれるから

あすか「

愛「何もなかったってことは、何も書かないってことだよ

あすか(きょとん)

 

 

『いっただっきま~す』

 

 

愛「(ミネラルウォーターが入ったグラスを持って)これからもよろしくね、アツマくん

アツマ「(コカ・コーラが入ったグラスで、愛のグラスと乾杯して)

ああ、よろしくな、愛」