「アツマくん。明日(29日)と明後日(30日)は、ブログの更新お休み」
「ふーーーん」
「なにその顔!? いつも以上に興味が無さそうね」
「全く無いワケじゃないから」
「ほんと!?」
「おれ、更新休む理由が知りたい」
「取材よ取材、取材旅行よ」
「取材旅行でどこ行くのか」
「それは自分で考えなさい」
「は!?」
「このブログの管理人さんの立場になって考えなさいっ!」
「うむむむむ」
「管理人さん、サボってるワケじゃないし、手を抜いてるワケでも無いんだから!!」
「んーーーっ」
「どう? 管理人さんの立場になって考えられた?」
「あのさぁー」
「なによ」
「管理人のヤローの立場になって考えたら、ポイントでも付与してくれるんか?」
× × ×
「なんでおれの頭を5回も殴打するんだよ!! ポイントシステムはそもそもおまえの考案だったんだろーが」
「とぼけないでよ!?」
「とぼけておらん」
「ウソつき」
「ウソじゃねーよっ。あのな、自分に都合いいようにポイントシステムに言及したワケでも無いんだからな? 一応言っておくが」
「なにもかもウソばっかりじゃないの」
「おい、こっち向け」
「ああああっ。地の文が今回は無いから、わたしの怒りが十二分に表現できないっ、ツラいっ!!」
「愛さぁーーーん。寝室に向かって歩かないでくれたまえよ」
「わたし服を着替えたいんだけど」
「こんなタイミングで!?」
「あなたの態度にイラッと来たから」
「なんだよもったいねーなー」
「もったいなくないわよ!!」
「今のおまえのコーディネート、大幅に切った髪にピッタリ合ってるって思ってんのに」
「……えっ」
× × ×
「――こうして、愛はめでたく、そのままのコーディネートで、おれと一緒にソファに座ってくれたというワケなのでした」
「わたしの顔面見ながら説明ゼリフ!? いい加減にしてよ」
「なーなー。おまえもさっき言っていたが、地の文オンリーだと、どうしても描写できる範囲が限られてくるよな?」
「あなた、わたしの話を聴いてるの!? 地の文オンリーがどうこうとか、今の会話の流れと1ミリも関係ないでしょーが」
「だから、地の文が必要だっつーコトだ」
「『だから』ってなによ『だから』って。わたしは人一倍(ひといちばい)接続詞の使い方には厳しいのよ」
「わかる」
「わかるのなら……」
「やっぱり、地の文だな☆」
「バカ!!」