「アツマくん、きょうは短縮版だよ」
「…来やがったな、短縮版」
「できれば、1000文字以内で終わらせたいわね」
「おーおー」
「なに……その反応」
「でも、このタイミングでまた、なんで?」
「管理人さんの都合。」
「ケッ!!」
「アツマくんダメでしょ!! そんな顔見たら、管理人さんが悲しんじゃうよ」
「おれらは管理人の都合に振り回されるのかよ」
「しょうがなくない?」
「ケッ」
「ほら、また『ケッ』て言う。よくない」
「…そんで、あと800字、おれと愛でどうやって埋めればいいのか」
「あのね、まずは、お知らせ」
「はぁ??」
「まずは、このリンクを貼るね」
「なんだこれ」
「noteってサイトで、【愛の◯◯】シリーズの番外編みたいなのがやってるんだって」
「……で」
「はてなブログ本編では描ききれなかったわたしたちの活躍や、スピンオフでわたしの後輩の川又さんが主人公の『女子高生だって短歌が詠みたい!』シリーズが、読めるわよ」
「noteで?」
「noteで。だから、noteも閲覧してくれると、一粒で二度おいしい――」
「商売根性か」
「こらっ」
「宣伝に精が出るな。それとも売名か――」
「なんでそんなヒドいこと言うのよっ」
「ヒドいことしてんのは、管理人のほうだろ?」
「なんにもヒドいことしてないじゃないの、管理人さんは!」
「――『日頃の行いを、よく反省してくれ』って、管理人に伝えといてくれ」
「……」
「とくにツイッターとかな」
「……」
「おいおい、無言にならんでくれよ、愛」
「……」
「あと、ひとつ。このnote、5月20日からいっさい更新されてねーだろ。更新頻度はもっと上げるべきだと思うぜ」
「……なかなか、そううまくはいかないのよ」
「でも、はてなとnoteの掛け持ちでやってくんだろ?」
「……掛け持ちは、始まったばかりだから」
「始まってもいねぇ気がするが」
「管理人さんがへこたれるようなこと言わないであげてよっ!!」
「…パンチはやめろ、パンチは」
× × ×
「ふーっ、久しぶりに、愛に殴られた」
「そんなに久しぶり!?」
「だろ」
「スキンシップが足りなかったのかしら」
「スキンシップって、おまえなー」
「…いやになっちゃう。梅雨で、ジメジメしてて、気圧低くて」
「イラッときてるんか?」
「ストレスたまる。…わたし、こう見えても、季節の変化に敏感なの」
「風呂でも入ったら? さっぱりすっきりするぜ」
「こんな時間に!?」
「朝だろ。朝風呂だよ」
「……」
「な、なんだよぉ、最高に疑わしそうな眼で、おれを見て」
「そんなにアツマくんは……わたしのお風呂上がりが見たいのかしら?」
「そ、そこまでムッツリスケベじゃねぇ、おれは」
「あーつまくーーん」
「愛…」
「『ムッツリスケベ』なんて、古すぎるでしょっ。以後、『ムッツリスケベ』は、使用禁止」
「……まだまだNGワードが増加しそうで、こわいんですけど」