大学
『MINT JAMS』サークル室
「戸部くぅん、あした鳴海さんと焼肉食べに行くんだけど、きみも来ない?
おれと鳴海さんが、多めに出すからさ」
「あの…大変申し訳無いんですけど…あすは……都合が……」
「んっ何か予定でも入ってんの」
『愛ちゃんとデートするんでしょ』
「げえぇっルミナ」
「(ほっぺたをつねって)何よその下品な驚き方💢」
「ルミナさん…、
見透かされちゃいましたか」
「ほーらビンゴ」
「そっかそっか、羽田愛ちゃんとデートするのね、それじゃあ来れないのもしかたないね」
「なにに呼ぶつもりだったの?
戸部くん未成年だよ?」
「いかがわしいお店じゃないよ、ただ、おれと鳴海さんで焼肉を食べに行くことに決めてたから誘ったんだ、もちろんノンアルコールでな~。
そうだ、ルミナ、おまえ焼肉来いよ、安くしてあげるからさ」
「絶対にやだ」
「(ノ∀`)鳴海さんがいるからかー?」
「そう、鳴海キモいし。鳴海と同じ網で焼いたお肉食べるなんてーー」
「じゃあ鳴海さんがいなかったら来てもいいのか」
「えっ、それ、ギンとあたしだけで、焼肉に…」
「おーい、顔が鉄板みたいに熱くなってるぞ」
「言い過ぎですよギンさんw」
「うん、言い過ぎたごめんルミナw」
「でも、ギンといっしょに行くならい◯なりステーキのほうがいいかな」
「は!? なぜに」
「閉店ラッシュの前に」
「偉い人に怒られるぞ」
「戸部くん、愛ちゃんとのデート、楽しんでね~♪」
「(^_^;)ルミナよ…」