【愛の◯◯】文学的な野球選手

羽田愛です!! 

 

いよいよ読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋、かしら?

 

お天気もよかったので、今日はサイクリングに出かけていた。

本格的なサイクリングよ。

サイクルウェアも新調したんだから。

 

(-_-;)……サイズにまったく変化がなかったのが、

ちょっと…むなしかったのは、ここだけの秘密…。 

 

そんなことはどうでもよくって、戸部邸に帰ってきて、サイクリングの汗をお風呂で流して、長い髪を乾かして、リビングにやってきたら、

あらら、もう相当夕方なのに、スカパーの阪神戦中継、まだ終わってないじゃないの。 

 

「アツマくん、きょうたしかメッセンジャー引退試合よね」

「そうだよ、(藤川)球児が出てきて、てっきりゼロ封で終わると思っていたら」

「ーーまさか球児打たれてんの?

 

 …あ、長打。」

 

けっきょく3点で済んだけれど、

いまの阪神の監督が矢野というのも、何の因果か。

(^_^;)矢野の引退試合のときになにが起こったか、なんて、もちろんリアルタイムでは見ていないけどね。

 

「……ねえ、球児って、若い頃はもっともっとすごかったんでしょ。」

「ああ、もっともっとすごかったらしいな。

『火の玉ストレート』なんて言われて」

「『今もすごいでしょ! 阪神ファンでもないくせにっ』って、どこからともなくクレームが来そうだけれど、」

「そうやって予防線を張るのは、控えめにしとくんだな。

 ーーほら、メッセンジャーの引退セレモニーはじまるよ」

「ーーねえ、わたし、藤川球児ってさーー、」

「なんだよ、語り始める気か」

「ーー藤川球児って、すごく文学的な野球選手だと思うの」

 

「(ソファーからすっ転んで)は、はぁ!?!?」

「突拍子もない言い方なのは、じぶんでもわかってる。

 でも、文学的な野球選手って、確実に存在すると思うの。

 阪神OBだったらーー江夏豊だよね。いの一番に。

 

 江夏も球児も、文学的な野球選手。

 

 ーーそんなに呆れ顔にならなくても、いいじゃないw」