【愛の◯◯】こねくり回せば結構出てくる夏休みの予定

今週のお題「夏休み」

 

はい! 羽田愛です。すっごく暑いですね!! 熱中症にヤラれないようにしないといけませんね!!

 

さてさてさて、当たり前だけど、 学校は夏休み。

夏休みといえば、宿題。

去年は、現代文の課題を適当にしてしまったせいで、伊吹先生に叱られてしまうなど色々なことがあった。

その反省から、今年は宿題を早めに取り掛かるようにしている。

ペースは順調。

 

だけど……、

学生の本分は勉強なんだろうけど、

なんだか味気ない。

食い足りない。

 

アツマくんは、大学の夏休みを利用して、喫茶店でバイトを始めた。

忙しそうだけど、充実しているみたい。

ホールスタッフという業務が、性に合ってるんだろう。

体力自慢だもんね…w

 

でも、こっちは、大学生みたいにはいかないわけで。

日々を充実させたい、という「欲」ばかりが、先走るーー。 

 

「ところで、そもそも、アツマくん、バイトでお金稼いで、なにがしたいんだろう?

 なにか最終目的でもあるのかしら?

 どう思う? あすかちゃん。」

 

「さあ、どうでしょうねぇ。

 根が真面目だから、趣味にかけるお金ぐらいは、自分で稼ぎたいんじゃあないかなぁ」

「アツマくん、趣味にそんなにお金使ってる?w」

「確かにwww」

 

「じゃなかったら、おねーさんになにかしてあげたいのかもしれませんね、兄は」

どうして?!

「おねーさん、さいきん、つらそうにしてたことが多かったじゃないですか」

「そ、そうだっけw」

「テストで90点しか取れなくて、ひさびさにお母さんといっしょのベッドで寝たり」

「う」

「読書がうまくできなくなって、兄の胸に泣きついたり」

ど、どうしてそれ知ってるのよ?!

 

「ま、まあ、調子に波があって、いまは、下のほうからじょじょに上がってきてる状態なのかもね」

「ーー気晴らしに、おねーさんを旅行に連れて行きたかったり、とか」

「旅行って……わたしと、アツマくんが?」

「おねーさんと兄が。

 マズい点でもあるでしょうか」

「だ、大学生と高校生の男女がふたりきりで、ってのは、今の御時世ーーほら、ベイスターズの綾部くんがやらかしちゃったでしょう」

「兄はヘンなことしないですよ」

「そ、それでも、保護者役みたいなひとが、必要じゃないかなっ!?」

「まぁ、まだ、旅行に行くと決まったわけじゃないですから」

「(-_-;)」

 

「あすかちゃんはあすかちゃんで夏休み、忙しそうね」

「はい、部活で」

「どうしよっかな、わたし。

 文芸部は夏、お休みだし。

 勉強以外、予定がないってのも。

 まぁアカちゃんやさやかには会うんだけどさ。

 センパイたちとも会うだろうし。

 児童文化センターにも行きたいし。

 プールで泳いで暑さを忘れるのもいいかな。

 

 あ、あれ? 勉強以外の予定、けっこうあるかも?

「おねーさん、自己解決しちゃったw」

「(^_^;)」

「肝心な予定が抜けてる気もするけど」

「え、なに」

お兄ちゃんとのデートですよ!w」

Σ(^_^;)