【愛の◯◯】「もうキスだってしたんですよ」

わたし、星崎姫(ほしざき ひめ)。

都内某大学1年生。

好きなカレーは、チキンカレー。 

 

大学にて

 

前期のレポートを提出しに来たら、

同級生の戸部アツマくんも、

レポートを出しに来ていた。 

 

「戸部くん奇遇ね」

「星崎か……」

「ねえ戸部くん、このあとあいてる?」

「Σ(・∀・;)」

 

 

 

 

 

× × ×

 

都内某所

 

とってもとっても大きな邸宅が、

眼の前に広がっている。

 

これが、戸部くんのお家(うち)。

そして…!

 

「戸部くんの彼女もいっしょに住んでるのね。

 羽田愛ちゃん」

「(-_-;)そうだよ」

「きょう、いる?」

「(´ε`;)いるんじゃねえの?」

「夏休みなんでしょ?」

「そうだけど」

「駄目だよ、お互いのスケジュールは把握してないと」

「(´ε`;;)」

 

× × ×

 

「おじゃましまーす。

 うわ~、ひろ~い」

 

・しばらく待った

「待たせてすまん」

「ぜんぜ~んww

 愛ちゃんを呼んでたんでしょw」

「(-_-;)ああ、取り込み中で……」

「取り込み中?w」

 

戸部くんの彼女の羽田愛ちゃん(JK)は、

とってもとっても美人で、

とってもとっても髪が長い女の子だった。 

 

「おまたせしました……」

「羽田愛ちゃん、だよね」

「そうです、はじめまして。

 身支度をしていました」

「わたし星崎姫っていって、戸部くんには大学でとっても良くしてもらっています」

 

わたしのことばを承(う)け、さりげなく隣に座っている戸部くんの顔を見る愛ちゃん。

 

かわいい~~~wwwwww

 

「こいつさっきまでスウェット着て、だらしなくテレビ観てたんだよ」

「( ‘д‘;⊂彡☆))Д´) パーン」

「いてぇ!!」

バカバカバカバカバカ!!!!!! 言わなくてもいいじゃん別にそんなこと!!!!!!!!!!!!!!

「いや……だからおまえが出てくるのに時間がかかった、ってことをーー」

 

 

 

「仲、いいのね」

「ええ。わたしたちーー、

 もうキスだってしたんですよ

 

 

「( ゚д゚)ポカーン」

 

 

「(´Д`;)バカヤロー!! 別に言わなくたっていいだろそんなこと!!

 もう面倒みきれん、おれ帰る!!!!!」

「(不敵に笑って、)帰るったって、アツマくんここが自宅じゃんw」

「(´Д`;)」

 

愛ちゃんもなかなかやるなあ。