【愛の◯◯】アリス・マンローを読んでたら世紀の大脱線

こんな短編集を読んだ

 

ピアノ・レッスン (新潮クレスト・ブックス)

ピアノ・レッスン (新潮クレスト・ブックス)

 

 

本を閉じてテーブルに置き、深呼吸

 

「・・・・・・ふーっ、

 

 ( ´ー`)……うん。」

 

カナダのノーベル賞作家。

奇妙な味わい。 

 

アツマくんがきた

 

「(さっきまでわたしが読んでた本を『ひょいっ』と取り上げて)

 『本を読みなさい、音楽を聴きなさい、季節の変化を楽しんで*1』。

 いいことが書いてあるじゃんか!」

「(・_・;)――そう?」

本を読んだり、音楽を聴くのは、いいことだろう?

「(・_・;)たしかに」

 

「前から不思議だったのは、さ」

「はい??」

「おまえの知り合いって、みんな、本と音楽が好きだよな」

「『みんな』かどうかは知らないけど……」

「アカ子さんにしてもさやかさんにしても」

「たまたまじゃない?」

んなわけないだろ

「完全否定?!💢」

「葉山だってピアノ弾くのあんなに巧いし、すごい本を読んでるだろ」

「葉山先輩は変な本も読むし麻雀漫画に詳しいけどね」

「まあ卒業したらパチンコに行きそうだけどなw」←明らかに失言

( ‘д‘⊂彡☆))Д´) 葉山先輩のこと何だと思ってるの!?

 

「(;-_-)ごめん、言い過ぎた」

「💢💢💢」

 

「葉山先輩に謝りなさい」

「どうしてスマホ渡すの――

 って、葉山に電話かけてんじゃねーかおまえ!!」

 

♪ぷるぷるぷるぷる♪

 

ガチャッ

 

『もしもし。羽田さん?』

落ち着いてきいてください。戸部です」

『?! 羽田さんになにかあったの?! ねえ!!!

○(#゚Д゚)=(  #)≡○)Д`)・∴'.ボガァ

『戸部くん?! 戸部くんってば!』

 

「どうも羽田です。アツマくんは気絶しました」

( ゚Д゚#)してねえよ!!

 

『ど、どうして電話したの? しかも羽田さんじゃなくて戸部くんが出たし』

「アツマくんが葉山先輩のことを誤解しているようなので懲らしめてやったところです」

『誤解???』

「はい、それでアツマくんが謝罪を」

『あーw』

「な、なんですか」

『どうせ「葉山って『天牌』読破してそうだよな」とか、そういうこと言ったんでしょ』

?????????

 

天牌(95) (ニチブンコミックス)

天牌(95) (ニチブンコミックス)

 

 

 『わたしは外伝のほうが好きだよ』

「???????????????」

 

・・・・・・・・・

 

 

「戸部です。愛が混乱してるようなので頭を冷やしてます」

(# ゚Д゚)かってにわたしの頭冷やさないで!!

 

「えーっと、葉山ってミッシェル・ガン・エレファントって知ってる?」

「(; ゚Д゚)どういう文脈でその質問出るのよ!?」

『知ってるけどROSSOのほうが好き❤

「ロッソ?」

「( ‘д‘;⊂彡☆))Д´) なんでROSSOの存在知らないでそんな質問したの!? ばか」

 

 

 

「……へえ、『1000のタンバリン』かあ。今度聴いてみるよ」

「そういって実際に聴いたためしなし」

(・Д・;)黙れ!

 

wwwwwwww

 

「(・_・;)あんたが面白がってくれてるなら、よかった」

『なんのはなしだったっけww』

「いや、あの、葉山、君はおれの知らないロックバンド知っててすごいなあ、ってはなし」

『戸部くん脱線してるww』

「あぅ」

 

「えーっと、『咲-saki-って言う漫画があるじゃないですか

「😡ちょっとアツマくんまだなんか話す気!?」

『あるねー』

竹井久っていただろ、清澄の部長」

『わたしに似てる?』

「そうそう! どことなく――」

「😨???????????」

『たしかにねえw』

「き、気を悪くしたらごめんよっ」

『ぜんぜん。

 

 ――でも久(ひさ)ちゃん、あの子ちょっとセンチメンタルなところあるでしょ』

「らしいな。5巻ぐらいまでしか読んでないからよく知らんが」

『彼女のセンチメンタルな部分がエスカレートしたら、わたしみたいになる』

「そ、それは誰かが言ってたとか!?」

◯書房の営業の人のお姉さんが言ってたw』

(゜o゜; ホアッ!?

 

 

・置いてけぼりのわたし

「(・д・)チッ」

 

収拾がつかない……。

こうなったら昼ごはん作ってやる!!

 

 

 

*1:ピアノ・レッスン』286ページより