8月6日(月)
台風が近づく
午前
勉強、勉強、勉強、読書、読書
そんなことをひたすらやっていて、疲れて、ひとりぼっちでソファに倒れ込んでいたら、予定どおりアカちゃんがやって来た。
切って冷蔵庫に入れて置いたスイカを、ふたりで食べた。
元気が出た。
アカちゃん「青島さんがいなくて残念ね」
愛「さやかはお兄さんと予定があるんだって」
アカちゃん「……青島さんのことは呼び捨てにするのね……( ^ω^)」
愛「あ、アカちゃんも呼び捨てにしてほしい!?(;^ω^)」
愛「あのね、わたしとしては、呼び捨てよりも、『アカちゃん』って呼ぶほうが、親しみがこもってる気がするの。
試しに、呼び捨てにしてみるね」
アカちゃん「どうぞ。」
愛「アカ子、わたしが切ったスイカ、美味しい?」
アカちゃん「……(赤面)」
愛「……(//〇__〇//)」
愛「や、やっぱり、これからも『アカちゃん』って呼ばせてほしいかな? (//////)」
アカちゃん「(///﹏///)」
アカちゃん「す、スイカ、はやく食べちゃいましょう??」
愛「そ…そうね」
それから私たちはグランドピアノで交代に好きに曲を弾いていた。
愛「(手を止めて)一難去ってまた一難、か」
アカちゃん「台風!?」
愛「あら、ニュースで散々言ってたじゃないの」
アカちゃん「わたし、きょうはまだテレビいちどもみてないの(; ゚゚)」
愛「……大丈夫? 怖いの?(;´・ω・)」
(雷鳴)ピシャーン!!
アカちゃん「(愛に抱きついて)きゃあああ!!」
愛「大丈夫、大丈夫、遠いから(;^ω^)」
(もう1発雷鳴)ピシャーン!!
ゴロゴロゴロゴロ
愛に抱きつき続けるアカちゃん
ふたり「…………………」
愛「えーと、アカちゃん(/////)」
アカちゃん「(小刻みに震える)」
愛「きょう、とまっていってもいいよ(/////)」
アカちゃん「! (≧▽≦)」
あすかちゃんから二時間遅れでアツマくんは帰ってきた。
愛「もう!」
アツマ「なに怒ってんの?」
愛「遅いぞ!!」
アツマ「……悪かったよ。」
「ねぇ……」
階段を上がろうとするアツマ「なんだよ。
まだなにかあるのかよ」
愛「勉強頑張ってるのはいいけど…
もう少し長く、家にいてもいいじゃない」
アツマ「あのなあ、夏期講習だぞ夏期講習。
お前も『時間割』っつうもんがあるのは知ってるだろ……!?」
これまでになく、つぶらな瞳で、愛がアツマを見ている!!
アツマ「………………どうした?(゜д゜)」