【愛の◯◯】アツマくん、カラオケデートしようよ

戸部邸

 

「(ピアノを弾きながら)~♫」

 

「NICO Touches the Wallsの『マトリョーシカ』」

 

「…アツマくん、正解。」

 

 

 

 

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「解散しちゃうんだってな」

「アツマくん、情報が遅いw」

「は?」

 

「ーーねえアツマくん」

「なんですか愛さん」

「アツマくん、NICO、カラオケで歌ってたよね」

「(;´Д`)いつの話だそれ!?

 相当前だよな!?

 

 なんか母さんとおまえとで3人でカラオケ行った記憶が…」

 

「ピンポーン。

 アツマくん、記憶力いい、かしこいw」

 

 

bakhtin19880823.hatenadiary.jp

 

↑証拠物件

 

 

「ね、ひさしっぶりに、カラオケ行かない?」

「まあ、発散できるしな、いろいろと」

「あなたがそんな発散すべきものを溜(た)めこんでるようには思えないけど」

「…うるせーよw

 

 じゃ、決まりだな。あと誰呼ぶ?」

 

「ふたりで、いこうよ」

 

「ふたりって…おれと、おまえだけで…」

 

「そうだよ」

「ふ、ふたりだけって、賑(にぎ)わいってものが、足りないんじゃないんかな、」

ふたりきりがいい」

 

「……なぜに?」

 

ふたりだけで外に出る機会が最近ない。

 

   前にも言わなかったっけ?? そーゆーこと

 

 

「ーーったく。

 カラオケデートしたいなら、

『カラオケデートしたい』って言えばいいだろがっ

 

 

「そうね…わたしデートしたい」

 

「やけにあっさり言いやがるなぁ」

「わたし素直だから」

どこがだっ

わたし……素直だから、

 すっごくうれしいよ、うれしい、

 アツマくんとデートできる、しかもカラオケ

 

「……やっぱ、素直かもな。

 完全に、顔に出てるから