朝
「おねーさん、誕生日おめでとうございます!!」
「ありがとう、あすかちゃん。」
「(*´ω`*)愛ちゃん、ハッピーバースデー」
「ありがとうございます、明日美子さん。」
「愛ちゃん、17歳のお誕生日おめでとう。」
「ありがとうございます、流さん。」
「愛……」
「なにボーっと突っ立ってんのよ」
「愛…その…誕生日だな」
「そうだけど?」
「(微笑みかけて)おめでとう。」
「(ちょっとドキマギして)…ありがとう。」
「そろそろ言わなきゃならんな」
「なにを? アツマくん」
「おれからおまえへの誕生日プレゼントのことだ」
「(ワクワクして)えっ!? なにかくれるの!!」
「ーーで、これはあすかへのプレゼントでもあるんだけど」
「ど、どゆこと」
「そーだよ、どーゆーこと? おにーちゃん」
「愛、あすか、
年末におまえら2人を、
旅行に連れてってやる!!」
「ほ、ほんとうに!?」
「それでクリスマスより先の予定を空けといてってお兄ちゃん言ってたのね」
「で、行き先は?」
「おまえらの学校、どっちも修学旅行ないだろ?
京都や奈良に行ってみるのはどうだろうか」
「奈良がいい!!」
「そうですね! シカがいっぱいいるし」
「(;´Д`)え……京都は……」
「京都にも行こうよ。
でも奈良に泊まろうよ」
「(;´Д`)でも奈良は宿が少ないっていうぞ、愛」
「なんとかしてよ」
「そうだよなんとかしてよお兄ちゃん」
「まあ、無茶ぶりはこのくらいにして。
アツマくんーー。
(飛びかかって抱きついて)
(ノ≧∀)ノだーいすき♫」
「わたしも!
お兄ちゃんっ!
(飛びかかって抱きついて)
(ノ≧∀)ノだーいすき♫」
「(ふたりごと受け止めて)
(^_^;)激しいな…朝から」