AM10:00
急遽おれの邸(いえ)に泊まると言った藤村。
その藤村が、10時になっても起きてこない。
あんにゃろ💢
♪ガチャ♪
『おっはよー♫』
「おっはよー♫ じゃねえよ!!
今何時だと思ってるんだ藤村ぁ!!!!!!」
「(´・ω・`)」
「髪もボサボサだし!!
服もちゃんと着てないし!!
もっときちんとしろ馬鹿、だいいち大学は…」
「さぼっちゃったw」
(; ・`д・´)こ、こんにゃろっ
「(; ・`д・´)……、
しょうがねえなあ、
ほんとにしょうがねえなあ、藤村は。
ハァ…( ;-ω-)=3
ま、いいや。」
「いいの戸部? 説教モードじゃないのw」
「おまえ自分ん家(ち)に帰りたくないんだろ」
「(・ω・`;)どうしてわかるの……」
ソファーでクッションを抱きしめる藤村。
ワケアリかよ。
せめて髪ぐらいセットしてから『おはよう』って言ってくれ。
「(小さく丸まって)ママとケンカした……」
「(;´Д`)おまえは小学生かっ!!」
・・・・・・
「(;´Д`)ほんと仕方がねえヤツだな、おまえは。
きのうは『1日だけ戸部の妹になってあげる』とかなんとかほざいてたが、
きょうものっけから、甘えん坊の妹みたいに振る舞いやがって」
(目を伏せる藤村)
「おまえはもっと勝ち気なタイプかと思ってたのに。
らしくねえ。
…しょうがねえなあしょうがねえなあ」
「…戸部?」
「おれがおまえんちに電話してやる。
そんで、おまえのママさんに事情を話す。
そんでもって、藤村、おまえもちゃんとママさんにあやまるんだぞ!
電話でいいから、さ」
「(ぽかーんと驚いた顔で)戸部…」
「わかったか?」
「(震えたような声で)戸部…」
「ん??」
「わたし…」
「は?」
「髪、ちょっと伸びたの。
戸部なら気づいてくれると思ったんだけどな~~ww」
「(;; ゚Д゚)ゴルァ!!」