【愛の◯◯】アツマくん、おはよう。

早朝

戸部邸

わたしのへや

 

♪チュンチュンチュン♪

 

『むくり』

 

「(大きく息を吸いながら背伸びして、)ん~~~~~~っ」

 

秋になったら17歳、

というのは関係なさそうだけど、

パジャマを着なくなった。

 

スウェットにした。

 

それはそうと……。

 

 

× × ×

キッチン

 

「(野菜を刻みながら)~~♫」

 

「早起きはーー、

 何ルーブリの徳、かしらw」

 

『……朝から元気だな』

 

「あら、眠そうね」

 

『何時起きだおまえ!? きょう』

 

「個人情報」

 

『(゚Д゚)ハァ?』

 

「うふふ……w

 冗談よ。

 

 アツマくん、おはよう。

 

「ーーおはよう。」

 

× × ×

 

「きのうは、わたし、あまりにもだらしなかったから、こころを入れ替えることにしたの。」

「おおげさな」

「おおげさじゃないよ。」

「(-_-;)服まで着替えやがって……」

「髪もセットしたのよ」

「(゚д゚;)えっ!? 気付かなかった」

「ひーどーいー」

 

「(・_・;)きれいだよな、おまえの髪。

 とくに今朝は、ツヤがある、というかーー」

ほんとう?

「(-_-;)やけに嬉しそうだな……」

そりゃそうでしょ♫