【愛の◯◯】どうしてそんなにわたしが可愛く着こなせてるってわかるの?!

戸部邸

 

♫コンコン

 

<ガチャ

 

「愛か?」

 

アツマくん、あのね、あの、あたらしい、夏用の服、買ったから、見てくれない?

 

× × ×

 

「アカ子さん推しだったのか? そのシャツ」

「そう。」

なんだか、サッカーのウルグアイ代表みたいな色合いだなww

 

「さ、さすがアツマくん!! どうしてわかるのかはわからないけど、よくわかったわね!?w

 

コパ・アメリカ?」

「そう! アカちゃんが、『もうすぐコパ・アメリカだからってわけじゃないけど、それもあるかもしれない』って言って、こういう色合いをチョイスしてくれたの」

「( ゚д゚)なんかアカ子さん、急にサッカーに詳しくなってないか?!」

 

「でもなんでウルグアイなんだろう?」

「じゃあ、つぎのコーデに着替えてくるから、ちょっと待ってて?」

 

<バタン

 

(せわしないな愛のやつ……、

 ま、いっか)

 

× × ×

 

「さっきのがアカ子さんチョイスってことは、今度のはさやかさんがコーディネートしてくれたんだな」

「そう。さやかコーデ

「なるほどw」

 

 

 

「……(*´∀`)うん、ばっちりだよ、おまえにすごく似合ってるよ」

ほんとう!? 色も!?

「色も」

ほんとう!? 柄も!?

「柄も」

「(はち切れんばかりの笑みで)ありがとうアツマくん、さやかも喜ぶわ!!

 

ーーでも、どうしてそんなにわたしに似合ってるってわかるの?

 わたし、そんなに可愛く着こなせてる??

 

 

「(^_^;)……おまえなー。