【愛の◯◯】わたしとミッシェル・ガン・エレファント

2月に入った途端に、入試をはじめる首都圏の大学が激増する。

国立大学の前期入試の出願もはじまり、 3年生は自由登校になってはいるけれど、私の学校――とりわけ高等部は、なんだかあわただしくなっている。

 

ところで――、

ここ3ヶ月、

ミッシェル・ガン・エレファントを聴いていない。

 

なぜか?

( ´・ω・)うーん、わかんない。

 

アツマくんへの、気配り?

いくらミッシェル・ガン・エレファントの音が大きいからって、アツマくんの部屋に「つつぬけ」になるわけでもなかろうに。

 

 

( ;´・ω・)アレッ?

 

「(長期間)聴いてないのなら、(また)聴けばいいじゃない」

 

 

cult grass stars

cult grass stars

 

 

 ♫「世界の終わり」♫

 

 

この曲を聴いている間だけはーー、

紅茶のほうが、好きになる。

 

 

 

High Time

High Time

 

 

 

 ♫「キャンディ・ハウス」♫

 

この曲、意外と人気低くない?

わたしは好きなんだけど。

 

 

 

 

Chicken Zombies

Chicken Zombies

 

 

♫「ブギー」♫

 

 

「(椅子に座ってくるくる回ったあとで)……。

 んーっ、」

 

やっぱミッシェルは3枚目までがいちばんいいかな~

 

 

 

「~♪」

 

鼻歌を歌いながら階段を下り、グランドピアノに近づくわたし。

 

アツマくんが、

紅茶を飲み、

焼いたパンを食べている。

 

「(-_-;)夜食? 太るわよ。

 (^_^;)ミッシェル・ガン・エレファントの曲みたいなこと、してるわね」

 

「『世界の終わり』?」

「(^_^;)そう。」

「おまえ古いバンドなのによく知ってるよな、ミッシェル・ガン・エレファント

(-_-;)

「なななんだそのリアクションは」

アラサーとアラフォーをよくも泣かせたわね…

(゚Д゚;)ハァ!?

 

「でもほんとに『古いバンド』とかうかつに言うもんじゃあないわよ。

 ミッシェルはね、おかあさんが好きだったのよ、それでCDを譲ってもらったの」

「おかあさんが!?」

「うん」

「おとうさんじゃなくて?」

「( -_-)ヘン!? 💢」

「いや、おかあさん、トガッてるなあ、ってw」

( -_-⊂彡☆))Д´) パーン

 

「いってぇ(シクシク)」

固定観念で考えない!!

 

「(ノД`)……ごめんよ」

「(・_・;)わ、わたしも殴って悪かった、

 から、

 1曲弾いてあげる」

「(^○^)マジで!? ミッシェルの曲!?」

「(・_・;)うん。

 

 (  ・_・)ミッシェルでとくに好きなのは最初の3枚。」

「(^○^)うんうん、」

「だけど今夜は4枚目の『ギヤ・ブルーズ』から」

「(^○^;)……えーっと」

 

「ダニー・ゴー」

 

 

ギヤ・ブルーズ

ギヤ・ブルーズ