「なんかデートみたいだな」
「近親相姦の趣味なんてないよーだ」
「女子中学生がそんなこと言うな」
「お兄ちゃん、年齢の話しすぎ」
「あのなぁ、そういうことはだなぁ、もっと小声で言え」
「どういうことを?」
「近親相姦」
「ちょっと、声が大きいよ、お兄ちゃん」
「お互いさまだろ!?」
「お前その料理早く食っちまえよ」
「だって、熱いし」
「猫舌だったか? おまえ」
(こくり)
「じゃあなんで、海鮮チゲ鍋なんか頼むんだよ?」
「期間限定だもん」
「あんま関係なくね? 期間限定メニューとか」
「わたし……ドリンクバー」
「まったく。」
「えっと、カルピスカルピス」
「で炭酸水」
「ポチッとな」
「あれ!?」
「出ない」
「炭酸水が」
「カルピスソーダつくれない」
「ただのカルピスになっちゃう」
「ポチッと、
ポチッと、
ポチッとな」
「……どうして!?」
「ただのカルピスなんて、お兄ちゃんに見せらんない」
「……みせらんないよぉ、みちゃだめええ、おにいちゃ~ん……
……Σ(´□`;)ガバッ!!」
「あ、夢……」
「でも、きのうお兄ちゃんと晩に行ったファミレスのような……」
「( ◜ω◝ )」
「あ、おねえさん……(゚□゚;)」
わたし……
おねえさんに、勉強を教えて貰ってたんだった
「ふふふw」
「おねえさん、わたし、何時間ぐらい寝てましたか? :(;゙゚'ω゚'):」
「6時間♪」
「えっ……(・_・;)」